「切ないけど前向きなんだと思いたい…」猿楽町で会いましょう 哲也さんの映画レビュー(感想・評価)
切ないけど前向きなんだと思いたい…
考えさせられた。
登場人物は誰も身近にいそうな感じ。
東京に勤務していた時に中目黒に住んでいた。猿楽町も時々歩いていた。ものすごい大きな高級マンションのすぐそばに、まるでこの物語の主人公が住んでいそうな昭和から何もかわっていないようなアパートが建っていた。
代官山から少し入ったところには、またまた凄い住宅地の南平台があった。でも道を挟んだ向こうには、道玄坂の猥雑なラブホテル街や呑み屋街が広がっている。
都会は色々な人たちの色々な想いを呑み込んでいる。
中目黒の飲食店には、夢を実現しようと働く芸人さんや、役者さんが頑張っていたな。
この作品は表現がリアルなので、いろいろなことが思いおこされた。自分の若い頃、何も考えず、でもなんかわからない根拠のない自信があって、馬鹿なことを言ったりやったりしてたことも思い出してしまった^^;
とても良い作品だとおもいました。
若い時代の将来への希望や不安は、多分前へ進んでいくための原動力でもある。その力が強ければ強い程、空回りしたり思わぬ方向へ行っちゃったりもするだろうけど、前向きに頑張ってほしいなぁ。と、若い登場人物たちには言ってあげたい。
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