「「ガンバッタ」は人が評価すること」猿楽町で会いましょう Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
「ガンバッタ」は人が評価すること
駆け出しカメラマンの男と新潟から上京して女優を目指す読モの話。
スタジオで3年、独立して2年のパッションが感じられないとダメ出しされるカメラマンが、仕事で紹介された読モに惚れて交際を始めて…。
公私混同でチャラいしイマイチパッとしないながら、彼女を撮ることに意気込んで行くのかという主人公と、初めてのお宅訪問からもうビンビン伝わってくるあざとい女。
雨の夜のピンポン連打&すがりつきで、あれ?これって他にも…???
いや~嫌なヤツというかダメなヤツですね。
色が無いのは考えがないから、向き合わないから、自分がないからですよ。
そして、停滞する人と進み始める人ですね。
時間を戻したり視点を変えたりで、明かして行くつくりは良いけれど、結構読めてしまっているものをもう一度説明されて口説く感じるところも。
ストーリー自体は面白かったし、胸クソ悪さも良かったけれど、広げといて同じ様な展開だったり、堕とし方が物足りなかったり、ちょっとノリきれなかった。
ただ、これに近い人、結構現実にもいそうだよね…。
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