「いい映画をみた。」音楽 ただでんさんの映画レビュー(感想・評価)
いい映画をみた。
クリックして本文を読む
鬼滅やエヴァを見て、やはり劇場版のアニメは作画がすごいと思う。
費用をかけて完成度が飛び抜けたアニメが多い中、この作品は明らかに手書きで超絶シンプルな作画。
でも完成度が高い作品でも、ワクワクしないなら見た後に感動しないもので…、この「音楽」は、ワクワクさせる素材のような作品を見れた気がする。
例えば、ステーキを食べる時、技巧を凝らしたフランス料理の完成されたソースで上品に食べるのもいいけど、ただ単に焼いて塩コショウでかぶりつく方が、満足感があったりするのと似ている。
ストーリー的には、音楽のストーリーとしてありがちな流れだった。
しかし作品的に荒いのかと言うと、アニメーションは滑らかに動くし、キャラの心情をベラベラしゃべらず、ただ画だけで表現したり、セリフやシーンのタイミングの間も引っかかるところがないので、さすがプロと思う。
シンプルに音楽と若者の化学反応というか、
夏休み初日の時ようなワクワク感が伝わった。
こんなシンプルな作品なのにこっちも音楽をしたいという衝動に駆られる。
またバンド好きな人は「マジか」と思うような人が声優だったり、音楽好きの森田の変貌ぶりになるほどねと思ってしまう楽しみもある。
コメントする