新解釈・三國志のレビュー・感想・評価
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とにかく何も考えずに身を任せることこそが福田雄一作品の楽しみ方
三國志ファンがどう思うとか、そんなことを言い出すのは野暮ってもんで、福田雄一監督が大泉洋を主演に据えて独自の視点で三國志を描いたら、そりゃあこうなりますよ…ということです。
福田雄一的な笑いがてんこ盛り、キャストだって福田組の常連がずらり勢揃いし、嬉々とした面持ちで福田的な笑いを追い求めて懸命にひた走っている。
観る人、誰もアンハッピーになりません。とにかく何も考えずに座席にクテっと座り、スクリーンに身を任せることこそが幸せな時間の使い方といえるかもしれません。
それにしても、大泉洋とムロツヨシの真っ向からの対決、また別の機会にも見たくなります。
福田雄一に「映画」を求めた自分が間違っていた
面白いことを思い付いた中学生のノリ
小難しい三國志という題材を極限までハードル下げて見やすくしたという点は良かったとは思う。
ただ、随所随所のギャグが大したギャグではないにも関わらず監督は自信満々なのだろうか。ギャグのシーンが流れるたびに「このシーン面白いでしょ?」と言わんばかりに尺をたっぷりとった間延びした構成になっているのでとにかくテンポが悪く、もういいから先進めろよの連続。そりゃ撮るのは好きにすればいいけど明らかに編集で短くすべきシーンをそのまま垂れ流したり、そこまで面白くないシーンを天丼狙ったりと監督の自信過剰な面を見せつけられる。
せめていらない部分を切ってシリアスとギャグを交互に並べて緩急を付ければテンポだけは良くなったかもしれないが、それすら出来なかったらしい。
役者の演技も、おそらく監督から気を張った演技をせず適当な感じを出しながら演じちゃってくださいという指示があったのだろう(と言うかそうであって欲しい)。あまりにもダラダラとした演技で役者としてそれで大丈夫なのか?と思うような出来だった。特に佐藤二朗やムロツヨシは監督お気に入りの役者なだけあってダラけた空気が面白いんでしょ?という考え方に毒されていて見ていてかなり痛々しい。お二方とももうちょっとコメディにしてもいい演技出来る方だと思うのだが。
そもそも劇中で「諸葛亮孔明」などと呼んでるシーンがあったが、これだけで監督は三國志のことをろくに調べてもないのが伝わる。これで話題の映画になれると思ってるのならあまりにも浅はか。歴史をバカにされた中国の方々にこんなの見せられるのだろうか。
くだらない素人の三国志コント
ひたすらダダ滑り
渡辺直美からの広瀬ずず
2回目の鑑賞で星増加
昭和の子供向けギャグ映画
出てる俳優による、
登場人物がちはやふる同窓会
福田に予算を与え過ぎ
福田監督の良い意味でのチープさが、ただのチープになってしまっている。予算が無いことを逆手に取った破天荒な演出はなりを潜め、普通に予算がたりない映画になってしまった。
プロデューサーが福田監督の使い方を間違えている。予算があるなら、企画のスケールを更に壮大にして予算がどうやってもたりない状況をつくり、福田演出を引き出す力が必要だった。
Amazon primeのお薦めより
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