劇場公開日 2020年12月11日

「ヨシヒコ続編のつもりで観に行ったので」新解釈・三國志 pipiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ヨシヒコ続編のつもりで観に行ったので

2021年2月1日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

予想通りの内容で大変楽しめました。

福田組の内輪ウケとグダグダのアドリブを観に行ったんだもの。
董卓は佐藤さんじゃなくて「仏」が演じてるの。
孔明はムロさんじゃなくて「メレブさん」が演じてるの。
どれだけ低予算で作っているかを感じ取るのも一つの醍醐味なの。

でも、ハナからそのつもりで観に来てるわけじゃない観客だと、つまらない人も多いだろうな、と思い、こちらのレビュー現502件拝見したところ案の定の酷評多数(苦笑)
少しだけでも擁護したく、初登録しての初レビューと相成りました。

学生時代に吉川英治も横山光輝も読みましたし、天地を喰らうと蒼天航路は連載初回から読んでます。
でも孔明との最初の出会いは、幼少のみぎりに青池保子先生のイブの息子たちでしたから、三国志への冒涜だなんて野暮の極み。ギャグの題材に選ばれる事は優れた作品の証明でしょう。

問題は、映画予告やTVのCMの出来が良すぎたんでしょうかね?
私は幸い事前CFを一切観ていなかったので、余計に楽しめたかもしれませんね。
CFで期待値が上がっていたらガッカリする部分もあったかもしれません。
ヨシヒコ、或いは福田組を知らず、宣伝を観て純粋に「三国志の娯楽映画」だと思って劇場に足を運んでしまった人は、詐欺紛いだと怒るかもしれません。興行収入上げる為には仕方ないのでしょうか?
(全然、擁護になってない)

楽しむコツはヨシヒコ好きの友人や家族と一緒に鑑賞し、後々もネタで笑い合うことかと。

確かに「予想通り」の域は出ておらず、もう一押し笑わせて欲しかったな、とは思います。
レビューを読んで知りましたが、ムロさんはアドリブではなく台本通りだったとか?
大泉さん、ムロさんが、もっと自由に掛け合いをやれたら違ったのでしょうか?
また、山田さんは是非メインの配役としてもっともっと笑わせて欲しかった。
(お忙しいのか、大泉・ムロが喰われるのか、ギャラが高くつくのか?)
二郎さんの笑いは噛めば噛むほど味が出てくるスルメのようなところがあるので、この映画で初めて触れたら寒いとしか感じないかもしれません。
(擁護になってない)

観客を選ぶ映画ですが「これが観たかった!」という客には満足な作品です。
まったく三国志である必要はなく、別にヨシヒコでも関ヶ原でもハムレットでも何でもいいと思いますが、個人的には好きな三国志をこのメンバーが演るのを見られたのは非常に楽しかったですね。
こんな映画も、映画史上にはあって宜しいんじゃないでしょうか。

pipi
近大さんのコメント
2021年5月17日

コメントありがとうございます。

私ゃこれダメでした~(>_<)
幾ら何でもふざけ過ぎ。
福田監督は『今日から俺は!!』のインタビューの時、自分は作品のクオリティーは気にしない、気の合う仲間たちと楽しく作れればそれだけでいい…というのを聞いた時、さすがにカチンとしました。
中には作品に魂を削るほどの監督もいるのに、こんなおバカ発言…。
福田監督作も『変態仮面』や『女子ーズ』や『銀魂』は好きですし、まあ色んな監督居ていいんでしょうけど、さすがに呆れちゃいました…(>_<)

近大