「テレビで観てください。」新解釈・三國志 海堂さんの映画レビュー(感想・評価)
テレビで観てください。
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これを映画と思っている方のために、予め申し上げます。残念ながら、この作品は映画ではありません。強いて言うなら、トークバラエティです。内輪の飲み会で話すほどの掛け合い漫才です。好きな俳優さんが出演しているからという理由だけで鑑賞されると、ヤケドします。しかも三國志を彷彿させる合戦シーンは、本編中で数分あったかどうかです。
上映中、重くなる瞼をなんとか支えておりましたが、音声のみでも十分ストーリーは追えます。つまりラジオドラマでも良かったと言えるでしょう。
映画好きな私としては、豪華俳優陣を揃えながら、最期まで何を伝えたかったのかが、サッパリわかりませんでした。ましてやテーマソングが福山雅治である必要があったか。彼の楽曲を単体で聴くと素晴らしいが、この作品のテーマソングであったことは、黒歴史にならないかと心配しています。様々な制約がある中での撮影であったことは理解できますが、作品として映像化することが正解であったかについては、とても疑問に思います。もしも後世、この作品が評価されることがあったとしたら、何かしらの圧力!?があったとしか思えません。
本作品の予告映像を観た方、あれ以上を期待しないでください。
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