「どこが評価されての高評価だったのでしょうか?」ドント・リサーチ 恐るべき素顔 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
どこが評価されての高評価だったのでしょうか?
同棲しているパートナーを尾行した女性。尾行先で、パートナーが行う女性監禁を目撃した主人公の恐怖を描く物語。
派手さはありませんが、監禁された女性の恐怖、息遣いが感じられる映画でした。
特に、先に監禁されていた女性の描き方は秀逸でした。恐怖の感情表現は勿論ですが、ややモノトーンの画面の中で鮮やかな赤い服を着る女性。コントラストが見事で目を奪われます。
ただ、映画全体としては面白みに欠けます。
犯人の描き方が表面的だったのが一つ。良く言えば、被害者目線なのかもしれませんが、鑑賞者からすると犯人の「顔」が見えず戸惑いを覚えます。
また、被害者側の行動にも疑問がいくつもあります。勿論、恐怖に直面している人の行動ですから、仕方ないのかもしれません。だた、登場人物の行動が総じて「?」では、画面に突っ込みを入れたくなります。
「各国のファンタスティック映画祭で高評価」とWOWOWでの触れ込みがあっただけに、少々残念に感じられました。
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