マー サイコパスの狂気の地下室のレビュー・感想・評価
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内気だった少女のあまりに悲しい復讐劇。
閉鎖的な田舎町で過去の初恋といじめの記憶に苦しみながら、憎悪が醸成されていったのだろうか。
結婚して築いた家庭も長続きせず、母子家庭でひっそり暮らしていたスー・アンはある時自分をいじめ蔑んだ同級生の子供であるマギーたちと知り合いになる。それをきっかけに過去のいじめに対する復讐心がふつふつと湧き上がってくる。
理解ある大人のふりをして自宅の地下室をパーティーのために提供するスー・アンをみなが親しみを込めてママと呼ぶ。彼女もまるで過去のつらい記憶を上書きするかのように彼らとのパーティーの日々を楽しむ。しかし、情緒不安定な彼女の振る舞いに次第にマギーたちは警戒感を抱く。
本作では彼女が始めから復讐を実行するつもりで計画的にマギーたちと親しくなったのか、あるいはいまだ自分を侮辱するベンの態度をきっかけに復讐を決意し、実行に移したのか。その辺がとても曖昧で、この点は脚本に問題があるともいえるが、オクタビア・スペンサーの存在感と橋本愛似のマギー役の女優さんがとても美しくて最後まで楽しめた。
いまだに彼女を蔑む地元の人間たちは彼女を負け犬呼ばわりするし、子供だったからというベンの言い訳も通用しないだろう。
「サイコパスの狂気の地下室」などと邦題についているがスー・アンの狂気よりも彼女の不憫さが伝わってくる悲しい復讐劇だった。
それにそもそも狂人になりきれてないし。黒人少年の顔をペンキで白く塗るだけって。結局子供たちは殺さなかった。
【”若き日に受けた屈辱は忘れない・・”「ドリーム」で一躍脚光を浴びたオクタヴィア・スペンサーが復讐鬼を演じる衝撃作。】
■孤独に暮らすスー・アン(オクタヴィア・スペンサー)は地元の高校生から代わりに酒を買うことを頼まれ、それをきっかけに自宅の地下室をパーティ会場として彼らに提供するようになる。
彼女は自分のことを「マー」と呼ばせ、高校生たちをもてなすが、やがてマーの態度が変わり始め…。
◆感想
・物語はシンプルで、高校時代に自分を辱めた連中及び子供達に、オクタヴィア・スペンサー演じるスー・アンが苛烈な復讐をする物語。
・だが、私見だがオクタヴィア・スペンサーには、善人もしくは努力の人が似合うと思うのである。
<日本公開が見送られた理由が何となく分かる作品。
決して、今作品を全否定する気はないし、オクタヴィア・スペンサーが従来の役を越えたサイコ・キラーを演じようとした気概は買うが、矢張り彼女には理性ある黒人女性を演じて貰いたいのであるよ。>
復讐
母親として
観なくてもよい
悪いオクタヴィア姐さん
詰め込みすぎ感はあるし、単調かもしれないけど、
じわじわくる感じ
微妙かな?と思いきや
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