「三者三様の悩みがある」君がいる、いた、そんな時。 りやのさんの映画レビュー(感想・評価)
三者三様の悩みがある
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日本人とフィリピンとのハーフのためガイジン呼ばれイジメを受けている岸本正哉(マサマヨール滝)、放送委員で明るく振舞っている香山涼太(坂本いろは)の2人の小学生と彼らに慕われてる図書室の司書の女性山﨑祥子(小島藤子)を中心にした広島県呉市の小学校での話。
山﨑祥子は子どもを亡くした事を隠して学校に行っており、精神を病んで病院通いしてる。
岸本正哉役はお母さんがフィリピン人で、ホステスをしてるのを嫌がってて、ガイジンとイジメを受けてるがグッと堪えてる。
香山涼太も家でDVを受けてて、身体中アザだらけという状態、で3人とも悩みを抱えてる。
最初、香山は校内放送の声だけ聞いた時「女の子か?」と思ったが、顔を見て「違った、男の子だった」、と思って違和感なく映画を観終わった。
しかし、終了後舞台挨拶が有り、実は「坂本いろはという女の子」が男の子役を演じてたと分かって再度驚いた。
撮影から2年近く経ってる様で、髪も伸び、身長も撮影時から15センチくらい伸びたらしく可愛い女子中学生になってた。
作品としては、三者三様の悩みを持っていて、その悩みは解決した訳じゃないが、みんな一歩踏み出し、少し強くなった様でこれからに希望を持てるラストだった。
温かさを感じれる作品でした。
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