カイジ ファイナルゲームのレビュー・感想・評価
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いつも通り
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強い者に乗っかってお金を賭け、裏切りも出まくるエゲツいゲーム。
まあそこはカイジがいつもの綺麗な逆転劇で勝利。
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まあいつもながらの感じ。人間のあまり見たくない部分が見えてしまう。
それにしても渚ってホンマに可愛いよね。
ついていけない。
設定から入っていけませんでした。
カイジは、クズ人間。
ここぞという時に、発揮される力。
1作目であった心理戦。
この作品では、読めるし、実は裏でこんな事してました。ばかり。
私の好みでは、ありませんでした。
天海祐希、生瀬勝久を出して、実写版カイジを無理やり終わらせた感じがしてならない。
とんでもないものを観てしまった
元々カイジが好きで、つい最近Netflixでこの映画が配信されたことを聞き、視聴した。
結果として、Netflixで視聴できたことを喜ばしく思う。もし劇場の大画面で、10秒スキップも音量の調整も出来ないままに無言で見ることを強制されたなら、私はあまりの微妙な空気感に耐えられず、途中退出していただろう。
それほどまでにストーリーが雑で、ツッコミどころが満載で、役者の演技がお粗末だったのだ。
この映画の残念ポイントは大きく3つ。リアリティの欠如、本作のメインゲームである人間秤、そしてサブキャラクターの1人であるラッキーガールこと桐野加奈子の存在である。
まずリアリティの欠如だが、これは作中、2時間一貫して顕著な特徴である。オリンピック直後というそこまで遠くない(遠くなかった)未来なのに、異常に高い物価、スラム街のような町並み、倫理観の欠如した人々を見過ごす民衆。黒崎の非道な発言にはノータッチで、喋る時だけ大声で野次を飛ばし、それ以外の場面ではだんまりの聴衆。10人中9人が死ぬというあまりにも現実離れした設定のゲームと、それをすんなりと受け入れるカイジたち。1度取り押さえたにも関わらず、カイジに押し返されるとすんなりと離れていくへなちょこ黒服。なぜかスタジアムに集まるカイジと高倉。書けば無数に出てくるが、これ以上は割愛する。とにかく、リアリティが皆無なのである。必然的に臨場感は無くなり、バンジージャンプで命をかけるシーンでも前作の鉄骨渡りのような緊張感は0であった。リアリティの欠如は作品のお芝居感を強くし、没入感を弱くすることをよく実感出来る。
次の残念ポイントである人間秤では、とにかくツッコミどころが多すぎるため、先述したようなリアリティの欠如とはさらに別のつまらなさを感じられる。カイジvs黒崎ではなく、新キャラvs黒崎という構図が迫力を半減させているようにも感じるが、この設定は都合上仕方なかったのだろう。ただ、金塊が何百個も乗っているのに欠けた金貨1枚で傾く天秤に関しては必要性を感じられなかった。そこまで接戦になるのなら、さらに正確な電子天秤を使うべきだ。時計技師の伏線もあまりにもわかりやすく、伏線としての意義を果たしているかも怪しい。結末もあまりに運頼みであった。もしあの場にいた誰か1人が投げる金貨を1枚でも減らしていたなら、カイジたちは敗北し、高倉たちの預金封鎖は実行され、日本は大混乱に陥っていただろう。正直言うと、私は最後の最後までカイジの大どんでん返しを期待していた。基本的にカイジは勝つべくして勝ってきた。最後に驚きのトリックが明かされるに違いない。しかし、オチは「運」であった。非常に残念で、物足りないオチである。
最後に、非常に不快なキャラクターである桐野加奈子の存在である。実写版カイジでは、メインキャラクターに女性を足す傾向がある。それ自体を否定することはしないが、主軸への関わりが薄く、役立たずで、形だけの女性を足すのはいかがなものか。とにかく存在感がない。唯一の活躍シーンを挙げるとすれば、バンジージャンプで当たりの番号をカイジに伝えたことだろうか。しかし、あのシーンも良かったとは言い難い。キューの伏線回収に気づいた時は「そういう事か」とは思った。しかし、「やられた」と思ったり、凄みを感じたりはせず、むしろ寒ささえ感じた。前半でのキュー発言が不自然で、わかりやすすぎたのである。それ以前に、なぜ数字を視覚で伝える努力をしなかったのだろう?番号を洗い出している最中に、「9と10は口の形が同じになるから気をつけておこう」とは思わなかったのだろうか?口の形なんて分かりにくい曖昧なツールを使うのではなく、指で伝えればいいのだ。一応9本の指を出すような動作はしていたが、それも中途半端で、彼女は声で伝える方に重きを置いていた。なぜその状況で声がカイジに届くと思ったのだろうか?キューというわかりにくい秘密のメッセージではなく、最初からわかりやすく、9本指で伝えればよかったのだ。指は10本あるのだ。
このように知能の低さを晒し、足を引っ張りながらも、なんとかリーダーのカイジが大金を得ることに成功する。しかし、遠藤に分け前を要求された役立たずの加奈子は、なんとカイジの分け前を全て騙し取り、遠藤に渡すことに決める。この行動は到底信じられるものではない。例えそれが遠藤の発案だったとしても、である。高倉を倒した時点で、カイジは前作のようなただの大金持ちではない。底辺から知恵を振り絞り、大金を手にし、日本を陰謀から救った英雄なのである。それに対し、加奈子は運が良かったからといって調子に乗り、簡単な仕事すらまともにこなせず、一度カイジを殺しかけた役立たずなのだ。そんな役立たずの馬鹿女が、国民を守ったヒーローの分け前を騙し取るなんてことは、まともな神経をしていれば到底できまい。「でも 分け前は人数分しか…」ではない。カイジに事情を話せば、遠藤の分け前などいくらでも捻出できただろう。活躍度で言えば カイジ>>>>遠藤>廣瀬>加奈子 なのだから、むしろ何もしていない加奈子が身銭を切ってでも遠藤への分け前を出しても良かったのだ。彼女の頭の悪さ、倫理観の欠如、当事者意識の欠落が、彼女をこんな愚かな行動に走らせたのだ。最後の一文無しになったカイジはギャグシーンのように描かれていたが、個人的には非常に不快な描写であった。
ただ、比較的良いと感じたシーンもいくつかはあった。その一つがゴールドジャンケンである。純金を持った時の手の震えを利用したトリックは、シンプルで興味深い。今まで誰もそのままのグーを出さなかったというのは不自然だが。
「みんなで泥水すすりゃいいじゃねえか」という微妙な理論を展開したカイジではあるが、あそこまで努力したのに無能に騙されて一文無しのエンドは気の毒である。雑なストーリー、大量のツッコミどころ、微妙な演技に最悪のキャラクター、そして後味の悪いエンディング。間違いなく史上最悪の映画であった。唯一の救いはこの映画が「ファイナル」で続編が出ないことだ。
驚愕のつっこみ劇場
1・2のファンで、心躍らせて劇場へ向かいましたが、驚愕でした。
・バベルの塔
→頭脳戦じゃない。情報と強硬手段。
・人間秤
→地盤大事(ほぼ選挙活動)。何百億で争ってたのに、最後コイン一枚の接戦。
・ドリームジャンプ
→ヒロインの伏線回収用(めちゃ雑)
・ゴールドジャンケン
→大のおとなが、金玉握って、じゃんけんぽん
つっこみどころが多すぎて、
(もはやまっけんのスーツがパッツンパッツンなのも気になりだして)、喋りながら見たら、もはや楽しいだろうなとすら思いました。
しかし映画館だったので、
静かに真顔で最後まで見るしかありませんでした。
福士蒼汰は少女漫画の爽やかイケメンのイメージが強かったので、
今回よかったです。じゃんけんもね、頑張ってて。
原作ファンなら面白くないです
アマゾンプライムで視聴。
ファイナルゲームを謳うなら、もうすこしサプライズ出演があったもよかったかと思います。
まず作中のゲームがすべて面白くない。
カイジの原作ファンなら、この時点ですでに見る価値がないと思います。
ただのお涙頂戴になっている。
カイジといえば、人間のどろどろとした欲と本音が魅力ですが、
テンプレ化したこれまでの表現をなぞっているにすぎず、
新鮮味やえぐみが全くない。
ファイナルゲームなのにトネガワ・イチジョウがインサートのみ。
伊勢谷さんがあんなことになってしまったのでやむなしな部分はありますが、
香川さんは出てもよかったんじゃないですかね・・・
映画としてのお祭り感すら感じられませんでした。
時間がもったいないと思います。
今後の未来
預金封鎖は現実に過去にもありましたし 新札も2024年始まります いろいろな情報得てれば現実に起きることも
ありえなくはないと言ってるうちはオタオタして終わります
情報得てるものが勝ちます
映画の中でも情報の大切さ言ってました
メッセージ性だけで見たら面白い 普通に見たらあまりかもしれません
「あいこでも勝ちっ?」、
国の政策を封じるにはワイロがいるとか預金封鎖がどうこうとか、そのワイロのためのカネをギャンブルで稼ぐとかで、わけのわからん展開(笑)
ま、その話の流れが滑稽で幼稚な始まりでも、カイジという作品ではどんな展開や設定であれど「そういう方向」で話が進めばいいわけで。
名優たちのわざとらしいクサイような芝居もありつつ、秤のくだりから終盤のジャンケン、それからの旧円?とかまでのハチャメチャな流れにちょっとうんざりもした。
ムチャがありすぎるというか幼稚というか都合よすぎる、というか(笑)
ハラハラすることもなく、なんでもアリで冷めた。
制作陣は何を思って「このストーリー展開でいこう」と思ったのか。
何部作かあるこの映画、いま思うと一番最初のやつが一番よかったかなあ。
ゲームのルールがさっぱりわからん
・17:16と17分に長針から落ちたコインは無効だろ。ってか、なんであそこにコインがあるの?ファンが投げたコインっつうならノーコンすぎだろ。
・なんで最後の報酬のトランクに旧札が入ってたの?新札が入ってるべきじゃないの。
・死のバンジーのカウント中に数字変更って、そんなん主催者側は認める必要ないじゃん。
・人間秤で稼いだ約千億円は誰の元にいったの?秘書が相続したわけでもなさそうやし。っつうかカイジらへの報酬はそっから出せよ。
まぁ、友達らとガヤガヤ突っ込みながら見ると少しは楽しいかも。
三作目は駄作の法則とかいうレベルを超えた、パクリB級映画としてなら満点の何か
カイジって、邦画の中ではかなりの名作な部類でしたよね?金曜ロードショーでは何度も放送され、その度に何度観ても飽きない、約束された名作娯楽映画シリーズ。
洋画のように純粋に楽しめ、何度観ても何度観ても飽きない、”本当のエンターテイメント”な映画シリーズだったはずなんですよ。
なのに今作は・・・・・
とんでもない・・・・・・
ダ゛サ゛ク゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛になってやがるっっ!!!!!!
物語はオリンピック後に崩壊した日本が舞台。おいおい、仮にもオリンピック前にその題材はアリかよなどとは思いつつ、一応は日本列島全体がフィクションの世界に染まっています。
で、相変わらずなカイジ君登場。まあ娯楽映画だから良いんですが、流石に全く成長の感じられないカイジにイラついた方も多かったはず。
インフレで物価が上昇し、事実上経済が崩壊している日本では、市民の娯楽も終末状態。そんなある日、”バベルの塔”なるゲームで大金を得る代わりに情報を得たカイジは、そこから国家の陰謀に巻き込まれていく・・・・。
まず始めに、ここでお金を選ばなかったことに関しては作中でも説明が有るのですが、いや、お前映画の最後でケース持ち歩いてたやんとw 情報開示の有無はあるにせよ、ケースコンコンは無いやろと。その辺でも崩壊した日本という世界観作りの甘さが、目に余りましたね~。お前序盤のセリフを思い出せと。
それから今作の目玉ゲーム。秤に金と硬貨を投げ込んで重い方が勝ちー!というゲーム。見栄えはすごく良かったんですが、駆け引きは・・・?
あのゲームって要は、投げ込む”作業”しか無いんですよ。その間に、お友達パートで裏切られたー!と、最後に一般人を引き入れる件が有るだけ。
「お前ら俺に投票しろおおお!!!」←いや、ギャンブルは?w駆け引きは?w
大目玉のゲームが俺に投票してくれーですもん。そりゃつまんないですわ。ただのどっちが金持ちかゲームですもん。一応、間に”ドリームジャンプ”ってのは有るんですが、本来ならアレももっと熟考したり攻略方法を見つけてやるゲームですよね。命が掛かってるんですから。
「ちょっと死のゲームやってくるわー」ぐらいのノリでさっさと攻略して帰ってくるから、映像的にはもちろん、ゲーム的な面白さなんて皆無。むしろ、あれは渚ちゃんとか仲間がやるべき枠でしょうに。全部カイジ。塔も天秤もジャンプもジャンケンも、全っっ部カイジ。
登場人物に関しても、カイジは良くも悪くもtheカイジ。逆に言えばカイジというキャラクター過ぎて、人間味を感じられないキャラでした。なんと言うか、モノマネのカイジに近いと言うか。あと、常に正論ばかり言ってるんです。ならお前はなんでそんな現状なんやと。どの口で言うとるんやとw
日本経済が崩壊しているにせよ、カイジ自体は堕落した性格なわけで。そんなカイジの悪い一面みたいなのが一切垣間見えなくて、逆に気持ち悪かったです。
他の登場人物なんかもう最悪。
大ボスの福士蒼汰と味方サイドの執事は、メガネと服装の組み合わせで似すぎw流石に自分も日本人なので見分けは付きますが、外国人には厳しいレベル。執事の方なんか後半消えるし、絵画の件以外ではほぼモブ(笑)。
極めつけはヒロイン枠の渚ちゃん。渚ちゃんを叩きたいわけではないけど、なんか金持ちの娘にしか見えない(笑)。確か普通に一般人の設定だったよね?そして番号の件以外では要らない。このポリコレでうるさい世の中には珍しくアホっぽいヒロイン役でしたが、テンプレ的なうるさいヒロインでシンプルに邪魔でした。取り敢えずヒロイン枠としてブチ込んだはいいも、使えてないと言いますか。
そもそも、今作カイジ以外は全員持て余してます。悪役サイドも鋼太郎さんは吠えてるだけで、福士蒼汰は最後にちょこっと出るだけ。
他にもガキ集団も全員モブな感じで、お人形感満載。金持ちのおっさんも、班長も、前作の坂崎おじちゃんも、みんなお人形感が酷いんですよ。特に、9年ぶりということで集めたであろう坂崎のおっちゃんと天海さんの扱いが酷い。
前者は1シーンで退場するし、後者はお人形感の極めつけのような演出でした。それっぽいセリフを言わされ、それっぽい行為をさせられる。そもそも、最後渚ちゃんが天海さんに従う理由も無いんですよ(笑)。渚ちゃんに酷い演技をさせた挙げ句、最後にクズ女にも仕立て上げる扱いの酷さw
制作陣総出でのイジメかと思いましたよ。
ストーリーについても、今作は駆け引きが少ないんですよ。塔はカイジが先に触れましたー。天秤はアレもコレもソレも仕込んでましたー。ジャンプもアレもコry。そして最後のジャンケンはカイジの独力で、そもそも茶番というオチw
一作目の香川照之を追い詰めていく感じや、二作目で坂崎のおっちゃんと試行錯誤して攻略していたようなカタルシスが、微塵も無い!!
”全てが”
その場での場当たり的な攻略なので、全っっっ然面白くないんですよ!!!だから私はタイトルに”パクリ映画なら”と書きました。
あと、これはもう言及するまでもないとは思いますが、古臭いお涙頂戴的な展開もクソでしたね~。誰があの短時間で大してバックボーンも描かれてないキャラに何を思えと。ただテンポを悪くしていただけでした。
これは藤原竜也が出ているカイジに似た何かです・・・・。
残念な作品(オススメ出来ない)
ファイナルと言うことで、楽しみにしていたが、残念。
今までの経験などを要所に散りばめられた感はあるが、ストーリー展開がクソ。
驚きの展開が全くなく、いずれも想定内。
カイジの大逆転感が感じられない。
カイジ!
カイジ映画ならではの演出、ここぞと言う時に流れるあのメインBGMが気持ちを高揚させる。今回東京オリンピック後のハイパーインフレを描いた起こり得るゾッとするアナザーな未来の日本という設定が個人的には好きだった。天秤もジャンケンも面白かったしカイジらしい。なぜ低評価が多いのかよくわからない。原作ももちろん読んでるカイジ好きにはたまらない映画でした。
最高に甘口につけるが、星2
タイトルの通り、相当甘口にレビューしますが、それでも賛否レベルです。以下の条件に合う方は、楽しめる可能性があります。
・原作版「カイジ」より、実写化「カイジ」が好きな方
・藤原竜也の演技が好きで、出演作をチェックしているような方
以上を踏まえて、「ストーリー」「テーマ」「ゲーム」の3つに関して評価していこうと思います。
まず「ストーリー」。説教臭さを抜いて話の流れだけ見ると、これは意外に良くできています。「帝愛がついに完成させた地下帝国で、クズ殲滅計画を叩き潰すために、カイジがギャンブルで戦う!」これが大まかな話の流れです。この大筋に関しては、カイジらしさの残ったいいストーリーだと思います。「カイジ1」でも「2」でも、はては原作版でもずっと建設中だった地下のサグラダファミリアこと帝愛地下帝国がついに完成し、カイジのギャンブルの舞台となるなんて、非常にワクワクしました。
ですが、この大筋に、鼻がひん曲がりそうな説教臭さや、おしゃべり伏線野郎ことMs.9(ヒロインっぽい奴。名前忘れた)などのスパイスが加わる事で、なんとも言い難い評価になってしまいました。説教臭さについては「テーマ」の方で語るので、ここではMs.9と有名な「あるセリフ」についてお話しします。
まずは「Ms.9」。多分今回のヒロイン?で、序盤からカイジと絡みがあるのですが、非常にうざったいです。多分客が不快になるのは想定されてはいるのですが、それを差し引いても魅力の足りないキャラクターです。また、語尾の「キュー!」を聞いたとき、多分見た人全員背筋に悪寒が走り、こう思います。「これ数字の9の伏線じゃないよな…?」この予想は後に悲しくも当たってしまい、そこでこのキャラクターが、「伏線から生まれた伏太郎」であり、伏線の為だけに作られた悲しい存在であると気づくのです。
次はあの台詞、「悪魔的だー!」についてです。原作の名台詞が藤原竜也の演技によって超強化されたこのセリフは「1」「2」でも度々出てきて、その度に観客に強い印象を残して来ました。本映画を予告編から楽しみにしてた私のような人にとっては、「今回はどこでいうんだ…?」という期待と不安でいっぱいでした。 ところが、実際待てど暮らせどそのセリフは出ず、最後、思い出したかのようにヤケクソで言って終わり。拍子抜けもいいところです。
「この名台詞で映画を締めくくりたかった」と好意的に見れなくもないですが、バタバタと雑に処理されるせいで、忘れてたのを慌てて最後に付け足したみたいになっちゃってます。
次は「テーマ」です。この映画からは様々な思い、伝えたいこと、メッセージが感じられますが、All of them are KUSO, 以上。
多分「日本が一つになって頑張ろう!」みたいな感じだと思うんですけど、これがいけない。まず、俺このテーマ嫌いです。根性論めいた感じで、考えたひとの加齢臭まで臭って来そうでうんざりします。またそういう僕の主観抜きにしてもこのメッセージは、カイジに託すには少々重すぎる。カイジは、両手の届く範囲の人しか救えない人間で、そこが彼の弱さであり強さであり魅力だったんです。それが「日本が頑張んなきゃダメだろ」みたいな、御大層なスケールのことを言っても、茶番にしか感じませんでした。
次は「ゲーム」についてです。
まず、全体的に、出来うんぬんはさて置き、賭場の熱気、狂気の演出はとても良かったです。ここはさすが「カイジ」という他ないです。
最初のゲームは「バベルの塔」。最初のゲームなのでわりかしサラッと流されましたが、鉄骨渡りオマージュの戦法などはちょっとドキドキして楽しかったです。
次は「最後の審判」。多分この映画の目玉ゲームで、実際僕も一番好きなゲームです。内容は、総資産の重さ比べ。内容はかなりシンプルですが、先述の賭場の熱狂はここが一番良くできており、派手に降り注ぐ金貨、鳴り止まない怒号のなかで、ギャンブルの狂気に呑まれていく体験ができます。どんでん返しの仕掛けも良くできていましたが、「町工場スゲー」の混入により、熱が冷めました。
途中で挟まるのが「ドリームジャンプ」。
番号を選んで鉄骨からジャンプ!後は一人だけ生き残るよ!という、「1」の鉄骨、「2」の姫と奴隷のようなエグ担当のゲームですね。一見鉄骨と似たゲームですが、鉄骨は主に「落ちるまで」の描写に力を入れているのに対して、こちらは「落ちてから」の描写に力を入れているのが、また新しい視点で面白かったです。ですが、カイジがこのゲームに挑戦する際に問題が発生しました。なんとこのゲーム、あの、二足歩行する伏線ことMs.9の伏線発表会の会場に選ばれてしまっていたのです。カイジのピンチに颯爽と現れ、視聴者全員が分かりきった伏線を回収しドヤ顔するMs.9。こうなるともう、押す番号で悩む藤原竜也の迫真の演技も茶番にしか見えません。呪いですかね。
そして最後の「黄金じゃんけん」。これは同じじゃんけんと名のつく「限定じゃんけん」よりはむしろ「Eカード」に近いルールで、頭脳戦、心理戦を担当するゲームです。
カイジの頭脳戦というのは特殊で、本来勝率0の勝負に、盤外戦術を張り巡らして、相手の虚を突くというのが基本戦術です。Eカードでは出血とすり替えを使い(使わず)、沼ではビルを傾けて、さあ黄金じゃんけんはどんな仕掛けをして…あれ…普通にじゃんけんして…勝っちゃった。なんか握ってるフリとかしてたみたいです。…正直、かなりお粗末です。
ここまでボロクソ書きましたが、個人的に好きな映画です。ここまで読んで見るような人なら楽しめると思います。良い点が無いわけでは無いので、楽しんで頂ける助けとなれば幸いです。
いろいろ少しずつ、詰めが甘い
カイジが自分の発想で絶対絶命のピンチをひっくり返すのが醍醐味なんだけど、今回は全体的に他力本願で予定調和なところが残念。
欠けたコイン1個差で勝つというのもあり得ないし、あれだけ動画を押さえてあったら、最後の勝負を受けなくても法案つぶせるでしょう?
カイジらしかったのはエンディングくらいか。
クズ VS 投資家 カイジらしいファイナルゲーム
今回、ファイナルということで、
1,2 と大変面白かったので、楽しみに観に行きました!!
正直な感想ベースだと
{う~ん、いまいち。。。」というのが印象です。
これまでの主要キャラクターや
お馴染みの流れのような要素が多く詰め込まれていまして
作品がファンを楽しませようと作っていただいているのがとても
伝わる作品なのです!!
ただ、これが逆にストーリーに、どう埋め込んでいくのかに
力が使われていて、ファンが期待していた「ドキドキ、ハラハラ」が
失われてしまっていました。
カイジといえば
「ざわざわざわざわ・・・・」の効果音。
この先、どうなるんだ~の緊張感や大どんでん返しを期待していたのですが
予想が簡単にできてしまっていました。
そして、描いたストーリーが本当に浅く、必要だったのだろうか?
と、残念です。
今回のテーマは、
やはりクズ(カイジ)VS 投資家(人材業界でのエリート)
ただ、カイジは不動産王(投資家、エリート)の味方として
正義の味方のような立場で、戦います。
正義のヒーローは、あまり求めていないように感じてしまいました。
または、私たちファンが過度な期待を込めて、「どう勝つんだろう?」という
視点を持ちすぎてしまったための、評価かもしれません。
はじめてカイジをみた友人は、楽しかったの評価です。
今回は、カイジらしいな~という終わり方でもあるので
ここは、ぜひ映画館へ足を運んでみてください。
『あ~うめ~、ビールがキンキンに冷えてやがる』での
名言を聴けただけでも、なぜかほっこりできる嬉しいものがあったのも事実です。
クズがエリートを倒す、清々しい世界観があなたを、お待ちしております。
あらゆる意味で残念な作品
カイジの原作好きな方は、今までの1、2弾で原作へのリスペクトのなさや、キャストのミスマッチぶりに、裏切られたという人が多いと思いますが、ファイナルでもまた、予想通り裏切られます!原作やアニメのカイジファンの方は、やはりつまらないという確認では、おすすめです!
もちろん、原作の要素は、登場人物が若干かぶる以外はほとんどないから、期待しないでください。
何より、ストーリーが非現実的であまりに粗く、ディテールはもちろん雑だし、話の流れが強引すぎます。わかりやすいストーリーにするには仕方ないのですが、貨幣経済や国家財政もテーマにしてるので、本来複雑な話を、めちゃくちゃな結論にしてます。
日本の財政赤字を国民資産で穴埋めし、新札切替と銀行口座凍結により、政治家が利得を得るのを、カイジ達が阻止するストーリーです。しかし、日本の対外債務はどうするのか、国債を買い込む銀行や大企業に対しデフォルトするのだから、国の通貨の信用はガタ落ちだし、自分で自分のクビをしめます。
また、ギャンブルの際、大金がかかった勝負なら、現物を換算する際のルールを細かく決めないとアンフェアです。港区の土地なら、路線価なのか、実勢価格なのか?象牙もワシントン条約以前から輸入されたものならば、違法ではなく価値はあります。美術品の換算はかなり恣意的になると思います。
最初から100億円差が開いたゲームで、取り分が対等とかアリなのか?友人や味方はどんな人でも可能で、制限なしなのか?ルールがよくわかりません。
最後に、コイン1枚の半分の重さで、天秤が傾くシーン、あり得ません。500億円を金のインゴットで換算すると、だいたいキロ500万円として、10トンくらいになるから、1グラム程度では動きません。人生かけた大勝負の前提がこれでは、内容が粗すぎて、意味がわかりません。
非現実的になればなるほど、話が陳腐でつまらなくなります。
多少誰か経済に専門的な人に監修してもらったら良かったのに。こんな経済無知なら、政府の財政赤字やデフォルトをテーマに絡めるな!カイジの名が泣く。内容が稚拙で恥ずかしいです。
あれれ?
原作未読。映画も今作が初鑑賞の「カイジ」シリーズ…なのだが、肩透かし感が強かった。
冒頭で、物理法則を無視した鉄橋に強烈な違和感を感じ先行きが不安になった。
予想だと、首の皮1枚からの大逆転劇、土俵際で親指の先を残した状態からの電車道…起死回生の一手からの怒涛の巻き返しが見所と思っていたのだけれど、なんだこの茶番わ。
心拍数があがってくれない。
手に汗握らない。
あれ?おや?もうそろそろ盛り上がってくれるはずと思いながら終わってた。
カイジが有する奥の手への信頼感なのか、劇場型のセットのせいか、予定調和を最後まで崩せなかったような印象だった。
藤原氏自体に焦燥感が少なかったせいもあるんだろうけれど…力任せの台詞まわしにもその一旦はあったのかもしれない。
それでもさすがは藤原竜也と唸らずにはおれないのだけれど。
吉田氏の曲者ぶりは観てて楽しくて、精一杯の威圧をしながらも溢れ出す小物感が絶妙で、カタがついた後に首を締めようとする脱力感がたまらなく好き。
福士氏は藤原竜也の向こうを張るには、芝居が若すぎる印象だった。
パニックになる福士氏を一瞥し喝を入れる藤原氏はさすがの貫禄だった。
全体的に息苦しいまでの切迫感を感じられず…脚本的に大逆転ではあるのだけれど、全く爽快感もやり切った感も感じられずで、残念でした。
悪くはないけど
演出や俳優さんの演技自体はそんなに悪くはないんですが、最終作と銘打たれた事もあり、前作、前々作と比べて期待してしまうと、物足りない作品になってしまっています。
残念な点を具体的に挙げると、最終ゲームまでの盛り上がりに欠け、それに勝った後の爽快感があまり無い事。また「人間秤」の駆け引きが退屈で、にもかかわらず尺を長く取っているため、見ていてダレてしまう事。
このあたりの点が悪くなければ、まわりの評価もだいぶ違っていたのだと思います。
ただ、前作までと同じ世界観を味わいたい方、藤原カイジの活躍をもっと見たいという方には良いのかもと思います。
微妙すぎる…
大前提にカイジである必要性がない
人間取引が微妙すぎる。
過去のパロディの微妙さ加減。
これ伏線になりますよ~~みたいなのが分かりやすすぎる。
もう少しなんとかならんかって感じ。
カイジである必要性がない
表題の通りカイジである必要がない。
ゲームも話しも壊滅的につまらないし長い。
1番目の鉄塔にあるカードを取るだけの競争。
これってギャンブルじゃないじゃん。ただの競争じゃん。
別の高台から塔のテッペンにあるカードを取るならちゃんとした橋架けとけ。
どう考えても一人では動かせない重さの鉄骨架けられるなら人間がすいすい動けるサイズにしとけ。
これでどうやってギャンブラーの資質をはかるんだ。
現金選ばなかったから?いや顔の情報ばらまかれてる状態で現金選ばない人は普通にいるし、情報の方選んでも襲われるのは変わらないと思うぞ。
2番目の他人の今までの資産と人脈を競うってそれギャンブルなの?
500億円もの資産がある不動産王様なんだから専門家に任せて勝負すれば?
なぜあんな少人数で適当にやるのかまったく理解できない。
普通あんなので勝負しないよ。
結局ボロボロじゃん。
しかもご都合主義で勝利じゃん。
3番目の飛び降りもギャンブルなのこれ?
配電盤とかそんな都合よくいじれるの?
普通施設管理者・警備員がいるのでは?
自分の家のブレーカー外に出しておく人いる?
いたずらでいくらでも家の電源落とされるリスクほったらかしの人いる?
大金かかった施設でブレーカー触り放題ってあり得ないでしょ。
なら電源落として集金所襲う人いくらでもいるよ。
警備ガバガバなんだから。
4番目の勝負も全然真剣さが感じられないね。
金を握らずにグーを出す人はいないっていう思い込みに負ける人がこの国の中枢?
頭悪いよね単準に。
キャンキャンうるさい女が出てきて策略も大したことない。
しかも最後は元帝愛幹部の女から情報料として分け前寄越せと言われて訳の分からん女は簡単にしっぽ振って実行してしまう始末。
意味が分からなかった。
教えてってお願いしたら教えてくれただけでしょ?
カイジの世界って曲がりなりにも過程はどうであれ約束はしているし条件は先に出してる。
タダでやった後に勝手に条件付けたしってそれでは約束なんて成立しないよ。
その上最後の分け前も大きいケースと小さいケースに分けてどちらか選べって・・・
これも意味が分からない。
なぜ中身の確認もしない?そもそも金額は平等に分けるのがカイジだ。
仲間の女が勝手にケース持ってきて勝手に大きいのと小さいのに分けることは不可能!
絶対にカイジなら中身を見て中身を平等、または事前の取り決めで分けて持って帰る。
なぜ他人がカイジの了承も得ずに勝手に罠にハメる?なぜ他人が勝手にカイジが賭け事了承してないのに負けたとジャッジする?
それって
ギャンブルじゃない。
ただの詐欺!詐欺!詐欺!
ギャンブルなのこれ?
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