カイジ ファイナルゲームのレビュー・感想・評価
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前2作の方が良い
まず最初に原作とは別物、そして前2作とは違うという前提で見た方が良い。 出てくる複数のギャンブルも沼の面白さとはまた別物。 繋がりがある俳優、女優が出てくるのは嬉しいが、最終決戦からの流れも、それかい!となる。 1番良かったのはキンキンに冷えてやがるぜ。ですかね。
これもまたカイジ
これまでの2作と比べると原作のカイジらしさは弱まってるしご都合主義的ギャンブルや説明的すぎるセリフは思わず苦笑いしてしまったけど、過去の登場人物の登場は嬉しかったし何より最後のビールを飲んだ時のセリフが聞けたので満足。ここまで低評価になるほどではない。たぶん、求めてるものが違うんだろう。
なにか違うよな
社会の最下層でもがき苦しむ主人公が、自分の命を賭けて闘う構図だったはず。確かに一部にはそういうシーンもあるが。理由はあるにせよ、現実に貧困で死にかけているわけでもないヒト助けはちょっと路線が違うんじゃないかと。 そんな???が続くまま、主人公の説教じみたセリフ。かみ合っていなかった理屈が呑み込めた。
金の無くなる者は無価値
藤原竜也扮する伊藤カイジらは会社に搾取されていたが、文句がある奴は辞めろと言われた。そんな時にバベルの塔のカードを取るゲーム話が持ち込まれた。そんな頃、政府は預金封鎖を計画していたので、何とかあと10日で阻止しようと言う動きがあった。それは人間秤と言うギャンブルで勝ち逃げを狙う事だった。カイジは命を賭けた戦いに勝てるのか? 吉田鋼太郎扮する悪徳経営者黒崎相手にカイジらしく相変わらず騒ぎ立てる。金の無くなる者は価値が無い。金貨一枚二枚で重さが変わるなんてね。自慢気に語るネタばらしもオーバーアクションも癖になるとそれなりに面白く感じるね。
どーせ逆転して勝つってのが分かってるからなぁ。 どんでん返し前の絶...
どーせ逆転して勝つってのが分かってるからなぁ。 どんでん返し前の絶望感溢れる演技も茶番にしか見えない。 わざとらしく「キュー!」とかいう女の子の存在も露骨すぎてバカバカしい。 常に逆転勝利なのもワンパターンで呆れてくる。 キャストだけ旬な俳優で固めて話題性のみを狙った中身すかすかの駄作だった。 他の事をしながら観ないと、この映画だけ観てたら貴重な時間を無駄にする。
映画館、レンタルで視聴した人はご愁傷さまです。
最初から最後まで面白いシーンが一つも無かった。途中で見るのを止めようかと思ったが、終盤に面白くなるかもと思って見ていたが呆気なく終了。カイジといえば心理描写だと思っていたがそれも皆無。 褒める、薦められるところが本当に1つもない。
ゲームがどれも今一つ面白くない。しかもゲーム後にズルし過ぎ。もはや...
ゲームがどれも今一つ面白くない。しかもゲーム後にズルし過ぎ。もはやゲームなどしなくて良いのでは(笑) ヒロインは広瀬すずのニセモノ。似すぎ。 ゴミ映画だが何故か憎めない。藤原竜也的にビールが飲みたくなる。
おとなしく2で終わってれば·····
原作ファンということもあり、再現度の高かった前2作はかなり楽しめた。しかし今作はもはや目も当てられないレベル。やはり劇場に行くのはスルーして良かった。最初から最後までカイジはほぼ命の危険に晒されることがなく、コイン1枚で勝敗が決まったり、駆け引きなんてものとは程遠い幼稚なやり取りばかりだったりと、とにかく酷い。預金封鎖云々の部分も適当で、そもそもこの世界観にリアリティーを入れ込もうとすることに無理がある。何がしたかったのか。さらに福本先生が脚本に携わっていたと言うのが死ぬほどショック。これじゃあオワコンだよ·····
ギャンブルそのものというより、社会批判とかメッセージを比喩で表していると見ればすごく面白いと思う。
カイジの原作は読んでいて、最近の『和也編』も『24億脱出編』も読んでいる。 スピンオフの『中間管理職トネガワ』や『ハンチョウ』も読んでいる。 自分では思っていなかったけど、もしかしたら大ファンなのかもしれない。 映画も1作目も2作目も見ていて面白かったし中国版も見ている。 特に一作目は名作と思う映画に入れている。 どこが好きかというと本編のギャンブルやゲームというより、メッセージ性が強くて名言も多く、現実社会の批判的なものが入っているところ。 類似の作品と違うのはそういうところで、他の作品はゲーム的なものが主役だけど、カイジは人間とか世の中とか金とか格差社会やギャンブル経済みたいなものが主役になっている。 純粋に特殊なギャンブルゲームが好きで、ハラハラドキドキしたいという人はこの映画をつまらないと言うと思う。 それに単純に見れば近未来の話だけれども、こんなバカなことはいくらなんでもありえない、くだらないということになる。 でも社会批判とかメッセージを比喩で表しているとみればすごく面白くなると思う。 2作目はちょっと薄くなったけれど3作目の本作はその辺のてんこ盛りで、これだけ詰まっている映画はあまりないと思う。 格差社会がテーマなのは昔からだけど、それに加えて今回すごいと思ったのはメインのゲームの人間秤。 人間の重さをその人の自己資金・FRIEND(友人)・FAMILY(家族)・FAN(ファン)・FIXER(後援者)の資金を加えて測り、勝った方は負けた方の金を全部取れるというギャンブル。 もちろん相手陣営の切り崩しや裏切りはOKということになっている。 これがすごいと思うのはまさに現実社会そのものといった感じのところ。 弱肉強食な社会なのは昔からだけど、最近では一歩進んで強肉強食みたいになってきて、一番強い一人だけが生き残る世界というか、最強者総取りの世界を表しているような気かする。 それからさらに今回は日本の財政問題まで入ってきた。 MMT理論だかなんだかしらないけど、いくら借金が膨らんでも大丈夫という学者や有識者ばかりで、本当に大丈夫なのかといつも思っていた。 いくら国の借金が増えても大丈夫なら、税金など取らないで借金だけで国を運営すればいいような気がする。 この映画ではやっぱりダメで、預金封鎖や紙幣の切り替え一歩手前までいっているという設定になっていて、こっちの方が現実社会より現実的な気がした。 あと現実社会とは関係ないけれど、お金地獄の中でふと現れる人情とか友情、愛情がいいと思う。 普通の映画ではそんなに目立たないけど、金まみれのどろどろのギャンブルの中で、ちょっとした人情や愛情は、周りが暗いだけにすごく光って見えて感動する。 お約束だけどいろいろあって最後の最後に勝負を分けたのは、全くの無駄でマイナスにしかならないと思われたそういうものだったという最後もよかった。 だいたいどのシリーズもそうだけど、1作目が一番面白くて2作目でちょっとダウンして3作目で多少盛り返すパターンが多いけれど、カイジシリーズもそうなったと思う。
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