「朝と光」朝が来る ずんさんの映画レビュー(感想・評価)
朝と光
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渾身の二時間半。
力のこもった、熱のある濃密な時間。
子供に恵まれない夫婦。
望まない妊娠をした中学生。
その二つの視点から話が展開される。
養子縁組を通して話がつながる。
とても静かな場面描写が続くけど、熱はすごい感じられる。
今回主役の一人、ひかりの女の子はとても自然体で、ほんとにそばでこの娘の暮らしを眺めているようだった。
井浦新と永作博美の夫婦は何も心配なく安心して見ていられる。
ドキュメンタリーっぽい演出もあり、どっぷりとはまった。
小学校上がる前に本当のことを伝えるという姿勢が、はじめはどうなんだろうかと思ったが、終わってみればそれも有りかと思わせる。
そしてやっぱり我が身に引き下ろして考えてしまう。
娘を持つ親として、なかったことにはしてはいけない。
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