「女性監督らしい映画」朝が来る　Yojiさんの映画レビュー（感想・評価）

辻村深月の小説を河瀬直美脚本監督で映画化。女性の作り出す雰囲気らしくとても自然でドキュメンタリー作品のようでした。
登場人物の誰もが説得力があり存在感がありました。特に子供を産んだ中学生蒔田彩珠と、子供に恵まれなかった永作博美、二人の母親は
自然で見事な演技でした。あと子役朝斗も養子斡旋施設の浅田美代子も演技と思えない感じで好感が持てました。
サスペンスとか犯罪とかなくても登場人物と自然描写の機微を丁寧に描く事で上映時間を感じさせない映像は見るべきものがありました。
ご夫婦、親子でぜひご覧ください。