「映画構成に一本取られた💦」朝が来る 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
映画構成に一本取られた💦
養子縁組にて男の子を迎え入れた夫婦が、産みの親(らしき人)から「息子を返して下さい。それが駄目ならバラしますのでお金下さい」と脅迫されちゃう話。
あらすじだけ観ると「ダメダメ産みの親の脅迫話」「産みの親?育ての親?どっちが子の為?」とか想像してダラダラ映画が進行して行きそうだと思うじゃないですか💦
正直言って違いました。😖
しっかり特別養子縁組内容をドキュメンタリー風に取り入れ、また「夫婦の前に現れた女性は誰?」と言うミステリアスさも上手く取り入れながら、早くして産みの親なった少女と遅くして育ての家族になった2つの人生が語られるのだ。
この映画構成にしてやられたのである✨
養子縁組家族の話では済ませては行けないのです。
不器用な幼母の話でも済ませては行けないのです。
話が重なった時、さらに奥にある、血の繋がりを超えた姿をこの映画は魅せてくれます。
手紙の内容もC&Kの歌もエンドロール後の一言もアクセント的で良かったです。
「家族って色々な形があってもいいですよね、、」
河瀬監督お見事でした‼️
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グレシャムの法則さんのコメント
2020年10月29日
確認しました。ありがとうございます。
話変えてもいいですか?
明日公開の『罪の声』。
観てみないと分かりませんが、作り手が原作の良さをキチンと理解してるとしたら、きっといい作品になるはずだと、私は期待してます。少なくとも自分の技巧に走らない方であれば。
bloodtrailさんのコメント
2020年10月25日
巫女雷男さんへ
一応マークはしてたんですが、昨年の「夕陽のあと」が素晴らしかったのと、「悪い河瀬直美かも知れない」って言う不安もあり、期待値は低目に設定して見に行きました! 内角胸元にズバっとやられた気分ですw
永作博美が、本当に良かったです!