「スクリーンが涙で滲む。」男と女 人生最良の日々 t2law0131さんの映画レビュー(感想・評価)
スクリーンが涙で滲む。
2020-016M 「男と女 人生最良の日々」
50年前の作品の舞台を老耄したジャン・ルイを連れてアンヌが訪れる。なにが起きるわけでもなく、過去の映画映像をふんだんに使い、ジャン・ルイが記憶しているだろう愛しあっていた二人の「最良の日々」を今、思い出していく。細かなアンヌのしぐさやジャン・ルイがニッコリする笑顔の素敵さが、ほぼ日本公開から3年後くらいに観た少年観客であった僕を、50年経ても打ちのめす。おそらく塾高で第二外国語にフランス語を選択することを決定づけた作品でもあるしね。娯楽を求める映画ではなく、時間の流れと、愛情は不滅であるということを気持ちよく共感する90分だ。1986年の20 Years Laterの存在は忘れても大丈夫。
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