劇場公開日 2020年8月21日

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「は、はぁ。これで笑うんですか?」ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー 三毛猫泣太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5は、はぁ。これで笑うんですか?

2020年9月8日
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オリビアワイルド、デカくて角ばった輪郭に整ったパーツが乗って存在感のある顔なんだけど、特にいい役やるわけでもいい演技するわけでもないどうでもいい女優としてしか覚えてません。この人が監督しようが何しようが私には関係ないはずなのに、レディバードで感じの良かったビニーフェルドスタインが主役だし、こっちが決め手だった、ウィルフェレルと盟友アダムマッケイの名前が製作に入ってたんです。アダムよー私の心をもてあそばないでおくれ。

まず笑いのセンスが低すぎる。月曜ドラマランドで青島幸男が意地悪ばあさんやってるほうがまだ笑えた。若い子たちがワーッとすごいスピードで話すのもレディバードっぽいね。ホントにアメリカの若者たちのノリなんでしょう。でも低すぎる笑いの沸点が。唯一フンと鼻で笑えたのはパンダ叩き落とすとこくらい。

そして映画として致命的なのはストーリーになってないこと。全部のシーンがぶつ切り。最初の2つのパーティーってなくても全体に何の影響も及ぼさないよね。

ただ一つの救いはあんまり好きじゃないオリビアワイルドが監督として超一流だったら悔しかったろうから、超駄作で良かった。デビットリンチが作ったデューン見て、喜んだというホドロフスキーの心境でした。

三毛猫泣太郎