「新しい世代の高校卒業物語。」ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
新しい世代の高校卒業物語。
book smartとは、書物上の知識がある、学問はあるが常識がない、ってゆう意味みたいです。
対義語(多分)は、street smartで、世慣れた、世間ずれした、っていう意味なんだとか。
ブックスマートだったエイミーとモリーが、ストリートを歩み始める前夜のお話です。
エイミーとモリーの高校は、面白い面々がいます。
エイミーの思い人ライアン(女の子)がとてもいい。リスみたいな前歯に、カーリーブロンドでメガネっ子。
ベタなモテ要素がないけど、同級生にいるかもってゆうリアリティがあってよいです。
キャスティングがほんとにいいなと思いましたよ。
トリプルAってゆわれている女の子と、一緒にトイレでモリーの悪口ゆってた男子2名も、いい味だしていたし。
特にメキシコ系の子、憧れの先生を見て、みつあみほどくところ笑った。
なんでほどく?みつあみでもかわいいのに?おもろーい。
シェイクスピアの喜劇を悲劇として演じるとかゆってた、黒髪眼鏡のスーツ系おしゃれ男子と、相方(?)みたいなド派手アフリカン男子も見てて面白かった。
なぜかどこのパーティにもモリー達より先に来ているジジ(この人キャリーフィッシャーの娘だそうで)も最高。
なんで卒業式に月光の第三楽章を弾いているんだ?なジジ。パンチきいてた。
エイミーに突っかかるかわいこちゃんホープは、実はちょっとエイミーが好きで、パーティ会場でちょめちょめ…ぐふふ。
他にも校長先生の副業とか(校長先生の中の人はオリヴィアワイルドの夫さんだとか)、自分の写真入りTシャツ作ってる男子とか、小ネタのエッジが立ってて笑った。下ネタもいい感じ。
いるか?と思ったのは、ドラック漬けのイチゴ食わされて(ジジにW)、ラリった時に二人で見たバービー人形かなんかに変身するくだりが、意図がつかめず???でしたよ。
ふたりとも淡い恋に破れたものの、けんかもしたものの、相いれないと思っていた同級生の良き一面を見つけ、自分の欠点を親友に突き付けられ、今までの自分ではいられなくなった。
良き青春物語だったと思います。
モリーは、ミシェルオバマとルースベイダーギンズバーグの写真を部屋に飾っていて、最年少でルースと同じ職についてやるって決めてる仕切り屋さん。
エイミーは、たぶん内弁慶ってゆうか引っ込み思案で、自分から動くことが苦手。それを変えたくて、モリーに内緒で一年アフリカへ行こうとしていたのかなと思う。