アイ・アム・マザーのレビュー・感想・評価
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少女終末旅行ですな。
つまり、A が入っていない事がこの映画のミソなんだろうね。
旧約聖書の逆と言う事だ。
微妙に優生保護の概念が含まれているが、再生の最初が女性と言う事と解釈すれば、現代社会に対するアイロニーが感じられる。
イブの一部からアダムが誕生した。って事かなぁ。奥深い話。傑作だ。
『it is not a mom』な訳だ。
『私は母よ』と言う場合『I am a mom.』って言わないかなぁ?だから、
『Mother』をこの少女と僕は見た。
色々、想像させられる。
地球が滅んだのは、人間のせいか?ロボットのせいか?
そもそも、ロボットを作ったのも人間だし、こういう地球滅亡の映画のなかでも、小規模だけど、上手に作られていると思う。
ラストで、生き残った女性に対して、言った言葉から、全て強い女性、マザーに育てる為に仕組んだことだったのではないのか?あのアンドロイドには、本当の意味での母性、自己犠牲、追い詰めることで、強い女性に育て、自分は身を引く。みたいな?
本質は別の所に
この物語の本質は、人間という生き物の在り方を問うものです。途中で引用されているカントの哲学における長年の問いを現代なりの形で映像化したものであり、近年では現代人とロボットとの違いを比較する作品が多い中、ある意味この作品では共通点を逆手に取って浮き彫りにしようと試みている点が非常に興味深いと思いました。個人的にこの手の作品は好きなので高評価。スリラー要素が多く、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、うまく謎で先が気になる展開に前半は持ってきており、後半は娘の選択に焦点が絞られ、シンプルかつテーマ性の高い洗練された脚本になっていたと思います。(クローバーフィールドレーンと類似点が多い気がしたり……でもこっちの方が好き)
パスファインダー!
最近、ApexLegendsというゲームにハマってるが、お母さんの第一印象はパスファインダーだ!
アンドロイドとはいえ十数年に渡り育ててくれた母親を信じるのか人生の中で初めて出会った自分と同じ種族を信じるのか、なかなか難しい問題である。
私が娘の立場なら、まずはお母さんを信じるかな、少なくとも十数年守り育ててくれたのだから、、、それは十分信頼に値する。
火葬された遺体や銃弾の件もあったが何でそんなことをしたのかと尋ねてみる。
お母さんの秘密や恐怖心を覚える出来事もあったけど、食料がなく互いを殺しあう様な人類を再建するという壮大な目的のためなら、お母さんのとっている行動も分からなくもない。
それなりの人格者を育成しないとまた同じ事を繰り返すと思ったんだろう。
外から来た彼女もおそらくお母さんが娘を育てるために必要なピースの一つだったんだろうな。
アイ・アム・マザーとはアンドロイドの事だったんだろうか、、、
最後に残された娘の表情を見た時に、彼女がこれからの人類の母になる。
そんな意味も込められたアイ・アム・マザーじゃないのかとふと思った。
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