「出色の老人ロードムービー。」ラスト・ムービースター エクさんの映画レビュー(感想・評価)
出色の老人ロードムービー。
グワリと涙があふれた。
死の恐怖にさらされるかなり老いた俳優が、老いのつらさ、死の恐怖を踏みしめて、おのれの過去の過ちを真っ正面から抱き締めて、未来を向く。
老いた者のロードムービー。
悩みを抱えた若者との出会いと心の交流。
若者の悩みはいつの時代も老いた者にはなかなか理解ができない。弱い、負け犬の一言で片付けたくなる。それは若者も同じなのかもしれない。偏屈者で片付ける。
そこからの魂の交流。
ありふれた物語の形式なのかもしれない。
でも、何故だろう、力をもらった。
バード・レイノルズの演技が、苦しんだ老人の真に迫っていたのだろうか。
この作品が老いも若きも関係なく、悩める人間たちに寄り添おうとしていたことだけは確かだ。
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kossyさんのコメント
2019年10月24日
俺もよく間違えるんです(汗)
ランカスターとレイノルズ。
ついでに言えばバカラックも・・・
それくらいなので、バート・レイノルズにもそれほど思い入れが無かったのですが、この作品で痺れてしまいました。