「旅を通して成長する少年レミの物語。同じ作家の「家なき娘」も好きです。(←「ペリーヌ物語」です)」家なき子 希望の歌声 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
旅を通して成長する少年レミの物語。同じ作家の「家なき娘」も好きです。(←「ペリーヌ物語」です)
私にとっての「家なき子」といえば、70年代のTVアニメ。
この作品はそれに影響を受けているらしいと聞き
是非観なくては、ということで鑑賞しました。
で
観て3日経ちましたが
レビューがなかなか書けなくて… あらま
頭の中にあれやこれやと
観た場面やら感想やらは浮かんでくるのですが
それがどうにも上手く言葉にならなくて
うーん…
と、考えて3日後
ようやくその理由に思い当たりました。
★70年代の「出崎統演出・家なき子」と比べるからダメ
ミリガン夫人が白鳥号にいなくても
白鳥号でリーズが旅をしていても
アーサーもマチヤもいなくても
ドルチェとゼルビーノがいなくても
カピが白くなくても ( ← これはまあいいか…)
◇
2時間という時間の中で
レミとリーズのハッピーエンド(を匂わせる終わり方)を描こうとしたら
登場人物を絞り込み、人物関係も見直し
その上で
ストーリーを再構成する必要があった
ということなのかな、と推察 ( …たぶん 汗 )
◇
そういう目で見れば
冒頭から懐かしい言葉がいっぱい
シャバノン村
パルブラン・ママ
雌牛のルーセット
白鳥号
etc
何よりもフランスでの撮影なので
家なき子の舞台の空気
それに浸ることはできた気がします。
そして
レミ少年を演じた、マロム・パキン君
ウィーン少年合唱団で歌ってそうな顔だちの
正統派の美少年です。
※今作の一番の収穫かも
◇
ただ
どうしても引っかかってしまったセリフが…
リーズの母親(ハーパー夫人)
レミのことを気に入ったのは良いのですが
「将来はリーズの執事になってくれたら」
…
うーん
執事ですか
なんか違うかなぁ…。
◇
観た後
出崎版TVシリーズをもう一度観たくなり
dアニメストアに加入してしまいました。。
目標
今月中に全話視聴 (全51話 さあ頑張ろう )
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。