Winnyのレビュー・感想・評価
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淡々と進んでいく感じにハマりました
特に映像的に大きな山場はなかったように思ったが、ノンフィクションを淡々とドラマにしているのが良かった😀
知っているニュースだったが、知らない事実などしれてよかったなとも思いました。
東出昌大の金子さん役にピッタリだなとも感じた
ひとり語りで暴走するところなどとても良かったです
もう一回事件のあらすじを復習しようかと思う
難しいテーマだと思った
実話ベースの作品で、淡々とストーリーが進むが当時のことを知らなかったので楽しめた。
得体の知れないものは怖いと言うが、当時のwinnyはそういうものだったのだろう。
無罪が勝利と軸になっているが、著作権侵害によって被害受けてる人もいることは事実なので、その人たちから見たらハラワタ煮えくりかえってることは間違いない。
そこがこのテーマで作品を作る難しさだと思った。
劇中で検察官が「マスコミがリークしたことなので関係ない、分からない」と言っていて、お前たちが有罪にしようとしてることはそういうことなんだよとツッコミたかったし、渡辺いっけいの悪おじさんがギャフンとなるところは最高。
裁判の傍聴席に阿蘇山大噴火さんがいるディティールには笑った。
最後のエンドロールまで見て、現代にまだこの天才が存命であったらどういったネット革命が起こってたのか、とても気になった。
別の視点から P2Pはそれ自体が革新的なのではない
インターネットは本来P2Pが簡単に行えるものです。
しかし、32bitという制限とそれを前提としたルーターやLANの存在がP2Pの壁となり、少しそれを行い辛い環境が広まってしまいました。
その壁を超える手段は割りと簡単なのですが、万人が使える形でソフトウェアにするという人は当時あまり存在しませんでした。
技術革新という言葉が先行しすぎていますが、それを加味しても金子さんが実装力のある天才である事実は変わりません。
そして、京都府警が行った違法取り調べの事実も変わりません。
この問題の本質は、取り調べと司法判断の違法性と不条理です。
3月の春風と共に青春が戻ってきたかのような映画です。
日本人にしかわからないでしょう。
日本的
良心的な人間ドラマでした
実際に起きた2002年ファイル共有ソフトWinnyによる著作権法違反ほう助の容疑で逮捕されたプログラマー金子勇氏の裁判ドラマになります。
ドラマチックな演出や盛り上げる音楽も一切なく天才プログラマー金子勇の人間性を丁寧に描いている真剣で良心的な人間ドラマでした。
オーラを感じない地味なオタクプログラマー金子を東出昌大が上手に演じて好感が持てるキャラクターにしてます。
弁護士・壇俊光を演じた三浦貴大も実在感がありさらに吹越満演じる秋田達の弁護団の奮闘する姿にラストまで引き込まれました。
惜しいのが警察の汚職の描写と「Winny」裁判の関わりが微妙で脚本の意図が分かりにくい感じがしました。
おススメ度は個人的にはかなり高いです。
特にこれからの時代を担う若い学生さんや自宅で閉じこもっている方たちに無罪を勝ち取った後の金子勇氏の実在映像のメッセージを見てほしいと感じました。
ちなみに無罪を勝ちとったあと2年後に金子氏は心筋梗塞で亡くなっています。
正しいものが足を引っ張られる悲劇
2023年劇場鑑賞55本目。
映画館で映画を鑑賞するのが好きな自分にとって制作者に1円も入らない違法視聴は本当に腹立たしく、そういったソフトを作る人にも腹を立てていました。ナイフで人を殺してもナイフを作った人のせいじゃない、という序盤のセリフで詭弁だと思っていましたが、ソフト開発におけるチャレンジを悪用する人だけが悪いのであり、システム的に問題があったとしてもその挑戦自体を否定することは進歩の大きな妨げになるというのはよく分かりました。
もう一つの事件も並行して描かれ、奇跡的なつながりを見せるのですが、どちらも権力側の愚かさが正しくあろうとする人の足を引っ張っている共通点がありました。発見させてくれた映画として星5つ。
まぁ、東出昌大の名演を見ていても不倫がどうしてもよぎってしまい、「いいひと」役はしばらくキツいんじゃないかなとは思いましたが・・・。
日本に実在した天才の話
素晴らしい予告編に完全に心を奪われて公開初日に仕事をぶん投げてレイトショーに駆け込んだ。
「このナイフであなたを刺殺したら、誰が罪に問われるのか」
言わずもがな、刺殺した人が罪に問われるのであって、ナイフを開発した人は罪に問われない。
金子さんの純粋な探究心により開発されたwinnyが開発者の意図しない悪用により、国から罪に問われてしまう。
金子さんはどうなるか、日本は金子さんを罰するのか。
こんなドラマチックな事が日本で起きていたなんて…
映画で語られなかった部分はこれから調べてみたいと思います。
また、
Spotifyやyoutube、Netflixが今日あるのは、こう言った時代背景にも影響あるんだろうなと、シミジミ
満えん
著作権法違反幇助の容疑で2004年に逮捕されたファイル共有ソフト「Winny」の開発者金子勇氏と、彼の弁護団の話。
違法コピーした容疑者が逮捕され、金子勇も家宅捜索~事情聴取されとはじまって半年後、誓約書として書かされた申述書が切っ掛けで逮捕され、弁護士と会ったと思ったら、あれ?もう一審始まってるの?
自分達の世代だと裁判の結果は判っているし、あくまでも金子勇氏側の視点でつくられているという部分はあるけれど、自分ではアップロード出来ないダウンロード専用のSPver.を使っていた程の頭の良い人があまりにも世間知らずで誓約書を書き写したり供述調書に署名したりと氏の姿勢や弁護団の裁判に臨むやり取りがなかなか見応えがあって面白い。
そして絡んでくる愛媛の件…まあ、判るけれど、そこに尺を使い過ぎのような気もするし、それでいて結局二審は字幕処理って。
法廷ものの作品というよりも金子勇氏への哀悼的作品という感じ何でしょうかね…。
映画:金子勇
金子氏の存在証明
戦うしかない裁判
サトシ・ナカモトはWINNYから学んで日本を捨てた?
二つのエピソードが絡みあいながらも別々に進む。多分、警察検察の体質と無理解からあの騒動が起こったというストーリーなんだろう。悲劇である。
壇弁護士が金子氏に事業化?をもちかけるが金子氏にはそんな発想が無い。檀氏も強く押さない。GAFAMが日本から出ない理由が良く分かる。
エジソンズ・ゲーム(2020)でもそうだったけど、才能の周りに投資家が集まり盛り立ててゆく。出る杭は打たれる日本では難しいんだろうけど、なんとかなりませんかね。TRONなんかも色々言われるがもうちょっと企業と政府が力入れてたら違う世界線が有ったんではなかろうか。
PCの始まりから見てきたものとしては感慨深いエピソード満載。ドラマとしては淡々としてるけど飽きずに観られた。
金子氏のご冥福を祈る。
日本は法治国家?
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