「金子氏の人生と引き換えに勝ち取った自由」Winny ちんさんの映画レビュー(感想・評価)
金子氏の人生と引き換えに勝ち取った自由
Netflixでおすすめされたので視聴。
私が小学生のころにWinnyなど、いろいろなツールが流行し、音楽や映画などを無料で入手できるようになった気がします。
Winnyの存在は知っていましたが、本作を観るまで事件の詳細は知りませんでした。
本作の事件に限らず、日本の司法は証拠を厳格に審査して判決を出します。
そして、検察官は確実に有罪を取れると確信できる事件しか起訴しません。
それゆえ、警察は有罪のカギとなる「自白」を引き出すためにあらゆる手段を使います。
その手段が人権を無視した暴力や恫喝となり、被疑者は自白を強要され、ありもしない証拠が捏造されます。
それが問題視され、取り調べの可視化が導入されたのがごく最近の話です。
しかし、取り調べの可視化の対象はすべての事件ではなく、凶悪事件のみです。(今もその運用かどうかは分かりません)
被害者の人権はもちろん大切です。
被疑者が公正な裁判を受ける権利は損なわれるべきではないと思いました。
金子氏は警察による冤罪の餌食になり、人生を狂わされてしまい、非常に不憫でした。
それにしても東出は演技はあまり上手いとは思わないのは私だけでしょうか、、、
感情がこもったセリフは声の高さゆえに、シリアスさがなくなってしまうし、なんとなく棒読みに聞こえてしまいます。
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