「「ナイフを作った人」」Winny sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
「ナイフを作った人」
2002年、ファイル共有ソフトWinnyを作り、公開した金子勇。しかしそれは著作権侵害に利用され、さらにウイルスが入ってしまったWinnyによって社会問題に発展していく。そのため彼は、社会を混乱させたとして逮捕されてしまう。壇俊光らの弁護士団は、それは不当な逮捕として裁判に挑む。
近年の題材が映画化されたことに好印象、邦画ではあまりこういう作品が少なく、見応えがありました。Winnyは、騒動で知ってるだけでした。確かに悪意を持って作成されたなら、罪に問われてもしょうがない。しかし金子は、「ナイフを作った人」。愛すべき人柄と申し分ない才能があり、裁判で失われた七年という時間は大きな損失。さらに結末を知り、今の日本の遅れにつながってしまったのでは、と悔やまれます。
三浦貴大が良かった、こういう役があってるのかも。裁判傍聴芸人の阿曽山大噴火が目立ちすぎて笑えます。
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