「お母さんありがとう」シークレット・スーパースター コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
お母さんありがとう
泣けたわ~~
身分制度、男女差別の歴史が長かったインドという国で。
女性も夢を見てはいけませんか?
母親たち、娘たちは幸せになってはいけませんか?
と問いかけてくるお話。
子の立場としては、「お母さんありがとう」という気持ちでいっぱいになりますね。
主人公の父親が、昔のインドによくいたらしき「女性は所有物、家政婦や奴隷以下で、妻は性欲処理とストレス晴らしには殺してもかまわない、娘は家に金を入れるために金持ちに嫁がせる道具」と思ってるDV野郎、って胸糞の悪い設定。
天才的歌とギターが上手い娘が、「歌手になりたい」と夢を口にすれば、妻(母)を殴り蹴り、腕を折る。
どうしたら、この地獄から脱出できるか?と苦悩する娘…
この作品の脚本に惚れた、「国宝」「インドの良心」と言われる、人権肌のスーパースター役者&プロデューサーのアーミル・カーン様が、「人間の屑だが、少女を助けようと努力する作曲家」という、本当に難しい役に挑んでいます。
主人公は本当に美声。
(ただふっくらインド美人なため、外見は日本人ウケしにくいかもしれないけど)健気なので、観てるうちにその辺が気にならなくなります。
面白かった、って一言では、言い表せない良さがありました。
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