「幸せに満たされる106分!ニヤニヤ笑いが止まらない」イル・ヴォーロ with プラシド・ドミンゴ 魅惑のライブ 3大テノールに捧ぐ shironさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せに満たされる106分!ニヤニヤ笑いが止まらない
映画ならでは!新しいコンサートの楽しみ方。
コンサートは何と言っても生で聴くのが一番でしょうが、12時間飛行機に乗らなくても、大きなスクリーンと良い音響でフィレンツェの夜風を体感できる臨場感に興奮しました。
そして何より、客席からではなかなか見えない表情やアイコンタクトに感動!!
表現力豊かな歌声に加えて、お互いの信頼関係やリスペクトがより強く感じられ、歌で表現される世界が、別の広がりをみせるような感覚でした。
そして、ドミンゴとの共演に涙。(T ^ T)
若手の歌声を聴いていた後だからか、全く違ったアプローチのドミンゴの歌声に鳥肌が立ちました。
いぶし銀の歌声が素晴らしい。
でも、決して出すぎる事なく、誰よりもイル・ヴォーロの活躍を喜んでいる。
ドミンゴの隣でのピエロの熱唱にも感動しました。
神のような存在を前にして、相当な緊張があっただろうに…そんな彼を暖かく見守るドミンゴ。
お互いが一番良いパフォーマンスを引き出せるように徹する。全員がプロフェッショナルの、とても幸せなコンサートでした。
三大テノールがオペラファンの裾野を広げた功績は大きいと思いますが
3人の若者に対して、しきりに「クラッシックを選んでくれてありがとう。」と感謝の気持ちを伝えるドミンゴは、イル・ヴォーロにクラシカルな音楽の伝道師としてのバトンを、安心して渡せたのではないでしょうか?
なんてったって、イケメンですしww
3人の魅力で、今後更にファンの裾野が広がることでしょう。
魅力と言えば…最初、歌詞に字幕が付かないのがショックでした。
聴いたことのある曲が多いものの、そんなに詳しくはないので
「字幕がある方が、歌のストーリーがわかって良いのになぁ…。そもそも、この映画を見に来るような人達はカンツォーネに詳しいのだろうから、歌詞の字幕なんて邪魔になるってことなのかしら?(´ー`)」と、少し敷居の高さを感じましたが
三人の個性と、それぞれの魅力がわかってくると、もはや歌詞なんてどうでも良くなりました!!
切り込み隊長のジャンルカが、繊細で色気たっぷりの歌声で魅了すると、
イニャツィオがパワフルな歌声でドラマティックに繋ぎ
明るく伸びのあるピエロのハイトーンに高揚感MAX!
ラストは衝突する事なく混ざり合うハーモニーが美しい。*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
歌詞の意味を越えて、ただただ、三人の歌声が聴きたい。それぞれの“表現”を楽しみたい。
そんな気持ちになっていました。
すっかりファンになった私ですが、イル・ヴォーロは耳で聴くだけでは物足りない!
三人が歌っている姿も併せて観たい!!
…はい。御察しの通り、ジャンルカの流し目に悩殺された事は否定しません。(〃ω〃)
でも、それだけではなく、いちいち握手したり、抱き合ったり、声をかけあったり、アイコンタクトを交わしたり…仲良しすぎるでしょ(≧∇≦)!!!
三人がお互いを大切に思っている姿が非常に尊い(-人-)
ちなみに、一緒に行った友達はピエロ、娘はイニャツィオがお気に入りで、女子トークが止まらず
結局、もう一度観たくて、前売り券を買っちゃいました!
発声上映ではなくても、拍手はOKの「極音コンサート上映」だと嬉しいです。
幸せに満たされる106分。公開が待ち遠しいです。
#イル・ヴォーロ #ドミンゴ
一応、自分の中の勝手な基準として、公式ホームページに載っている内容はセーフとしておりまして、今回は演奏曲もトミンゴとの共演のこともホームページに載っていたので「ネタバレ」にはしませんでした。(´∀`=)
詳細な描写はあくまでも個人の主観ですが、もし私のレビューを読んで「そんな事は知りたくなかったのに〜!!」と嘆かれる方がいらっしゃると申し訳ないので、部分的に削除させていただけると
ともこさん、コメントありがとうございます!
ネタバレ問題は難しいですよね。(^^;;
“映画に駄作ナシ!みんな違って、みんないい”をモットーに映画を鑑賞しておりまして、
映画の為に、まだ見ていない方が思わず見たくなるようなレビューを目指してはいるのですが…つい思いが溢れて、既に見た方にしか伝わらない内容になりがちです。(^◇^;)
追記:
2回目に行ってきました〜!
もはやイル・ヴォーロの動画を観るのが日課になっていて、朝は元気をもらって、夜は仕事の疲れを癒してもらっています。(*´꒳`*)
更に今回の鑑賞にむけては、出演者だけでなく演目についても調べて、万全の態勢で挑みました( ̄^ ̄)=3
改めて感動したのはソロの選曲。
三人の持ち味を出しつつ、普段なら別のメンバーが歌うであろうパートも一人で歌うので(←当たり前ですが)また違った魅力を発見できるお宝映像でした。( ^ω^ )
デュエットも素敵で、とくに『マリア』ハーモニーの美しさったら。*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
『ウエスト・サイド・ストーリー』の素晴らしさを再確認。
スピルバーグのリメイクも控えていることですし映画ファンとしてもテンション上がります。
劇場のあちこちから、陶酔と感動のため息が聞こえる。
ややお高めの値段設定ですが、何物にも変えがたい幸せな時間でした。