初恋のレビュー・感想・評価
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凄い世界⁉️
観た方100%思われるでしょう、
何だ、この作品?と。
ラストを観たらまぁ、納得できるかな。
窪田正孝さん、俳優にならなければボクサーに
なってられたのでしょうか。
モニカちゃんとの逃避行。
モニカちゃんを逃がしてしまったヤクザに
中華マフィアが絡まり悪徳刑事やら裏切り者やら入り乱れてどこへ逃げれば❓
染谷将太扮する加瀬、シリアルキラーか❓
仲間もおばあちゃんも躊躇無しにコッワイ奴。
そしてコイツの最期は❓
モニカちゃん、ヤク中で変なオッさんに追いかけられてキャーキャーガクガク。
窪田正孝さん扮するレオは、医者のミスで生きる望みを失ったか、と思い怖いながらもモニカちゃんを助けようとして、間違いがわかり希望が持てるとなるとまた張り切ってモニカちゃんを守る。
LOVEでしょう。
内野聖陽さん扮する権藤に見逃してもらい逃げ切ることができた。
しかし、権藤と中華マフィアとの闘うシーン、
なぜこの人達は命を無駄にしてやり合うのか⁉️ 無駄な闘い❗️しかし、命を賭ける⁉️
わっかりません❗️
そして二人は、やっとタイトル通りに。
結局あれなんだったんだろう映画NO1
ボクサーがヤクザの抗争に巻き込まれる話なんだけど、おそらくこの作品を見た全員が「は?」ってなるやんちゃなシーンがあった
まず初恋と言ってるので爽やか青春映画かなと思ったら冒頭でいきなり生首が出てきたからビビったし、恋愛要素はタイトルにするほどメインじゃないような???
中盤からいつラブロマンス要素が加速していくのかなあって見てたらそのまま本編が終わった
ヒロインも主人公もこれが初恋じゃないっぽいし
タイトル「初恋」であってる?「乱暴」とかの方がしっくりくるような
まあそんなことは別にどうでもいい。問題は終盤のあのシーンですよねみなさん
レビューサイト見てもみんなこのワンシーンのことしか言及してない、珍しい作品
それまではヤクザ映画だし流血とか、クスリとか結構ショッキングな大人向けの映像が続くんだけど終盤の大一番でいきなりアニメカットが挟まる
あれ何?
しかもリアルなトーンのアニメじゃなくて、アメリカの子供向けみたいな雰囲気だった
Booooooooみたいなポップなアニメ
お母さんにチャンネル変えられたかと思った
アニメに切り替わる時も窪田正孝の目が光って、電気バチバチってなってた
え?あれ?何これ?
もうそのシーンがわけわかんなすぎて最後どうなったかわかんない
AIだったら処理できない理屈を超えたやんちゃなシーンだった
タイトルと窪田君から期待したものとは違った!!
よくある、大森南朋を使ったチンピラ群像映画という感じです。序盤で、女の子の酷い境遇の説明が中々不快でしたが、主人公の描写やキャラは何か軽く、窪田正孝の演技も普通で期待外れでした。粗粗しい内容と作りで、タイトルも何か違う印象です。
好きだよと言えずに殺〜し合い〜♪ 今世紀最大のタイトル詐欺!
ヤクザとチャイニーズマフィアの抗争に巻き込まれてしまったボクサーの葛城レオが、彼らに狙われる少女モニカを守るために奮闘する姿を描いたバイオレンス・クライム・ラブストーリー。
監督は『悪の教典』『土竜の唄』シリーズの三池崇史。
主人公である死の病に冒されたボクサー、葛城レオを演じるのは『エイプリルフールズ』『64 -ロクヨン-』(前後編)の窪田正孝。
不良刑事の大伴を演じるのは『コクリコ坂から』『ヘルタースケルター』の大森南朋。
組織を裏切り覚醒剤を横取りしたヤクザ、加瀬を演じるのは『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』の染谷将太。
レオを診察した脳外科医の境を演じるのは『悪の教典』『るろうに剣心』シリーズの滝藤賢一。
な・ん・だ・こ・の・映・画・!・?
ポスターやタイトルに釣られて映画館に入ったカップルを捕食する、食虫植物のような映画。
いや、確かに「初恋」がキーワードではあるのだが、はっきり言ってそんなことどうでも良くなるほどのカオスっぷり…😅
一言でいえば、アンジャッシュのコントの映画化。
様々な人間の誤解がとぐろのように渦巻いて、どんどんわけわからん方向に進んでいき、もう後戻りが出来ない領域までフルスロットルで突っ込んでゆく!!
大好きですこういう映画っ💕
ポン中のヒロイン、片腕のチャイニーズマフィア、ラリる染谷将太、日本刀を振り回す内野聖陽(『きのう何食べた?』を観終わった後だったのでそのギャップにビックリ!)、あの騒動の憂さを晴らすかの如く暴れ回るベッキー(これを観た川谷絵音は何を思うのか?)、何から何までぶっ飛んでいる💥サイコー!!
予算や撮影許可的な問題で実現出来ないアクションを、あえてのアニメーションで表現するなど、ただただ馬鹿をやっているだけでなくアイディアにも優れている点でも高評価。
ただ、ヤクザとチャイニーズマフィアとの前面抗争勃発か!?となってから実際にドンパチやり始めるまでに結構間が空いてしまっており、そこが中弛みしているのはちょっと残念。
はっきり言って主人公とヒロインのやり取りとかどうでも良いので、もっとヤクザやマフィアに大暴れして欲しかった。
中国の美人お姉さんとか、片腕マフィアとか、キャラが立っていた分出番が少な目だったのは勿体ない。
露悪的なギャグはもう少し抑えめでも良かったかも。
ブリーフ親父の狂気には確かに笑ったのだが、踊りまで踊らせる必要は無かったかも…。
犬のおもちゃの件とかもちょっとやり過ぎで滑り気味だったような。
ベッキーとか染谷将太とか、ただいるだけで笑ってしまうようなエキセントリックなキャラが大勢いるのだから、取ってつけたようなギャグは逆効果だと思った。
クソほど惨虐でバイオレンスでアンモラルなのだが、何故か観賞後の印象は爽やか✨
三池崇史ってゴミ映画ばっかり撮っている商業主義の化身のような監督だと思っていたのだが、今作を観て印象変わりました。いやこの人凄いわ。
誰にでもおすすめ出来る作品ではないけど、個人的にはとても楽しめました!
今度殺し合いに参加するときには「ユニディ狛江店」で装備を揃えたいと思います♪(よく撮影OKしたな…💦)
初恋とは
初恋っていう題名のわりに
壮絶そうなパッケージだなぁっと思っていましたが
予想通り壮絶で、初恋とは?ってなる
ストーリーがぐんぐん始まる映画でした!
ヤクザラブストーリーって感じです。笑
内容えぐい壮絶なのに、ちょいちょい笑いいれてきて笑っちゃいます。
笑えないシーンなのに笑いました。
車運転してコンクリを突き破るシーンは
合成でもなく、綺麗な映像でもなく
アニメシーンになってて経費削減すぎてわらいました。笑
演技派の方々があつまっているので
しっかり飽きずに見ることができました。
最後の最後は、ハッピーエンドなんですかね!
初恋ってそういうことねってかんじです。
面白い作品でした!
題名の先入観いらずに見ていい作品です。
見てよかったです。
余命わずかただの勘違いかーい。笑
染谷による染谷のための映画(ガチバンファンの感想)
ガチバンの窪田とクローズの三池がタッグを組むという事で見た本作。それがよくなかった。
窪田は最初と最後しか見せ場はなく、話を綺麗に収めるための道具のような印象。ようやくラストに喧嘩シーンが来たかと思いきやボケボケのカメラ+ぬるい殺陣でがっかり。
この役は窪田じゃなくてその辺のテキトーに顔がいい役者で良かったんじゃない?
異論のある人はまぁとにかくガチバンMAXシリーズを見てみてください。少しはわかってもらえると思います。
どちらかと言えばならず者たち、とりわけ染谷翔太が生き生きと物語の中で暴れ回る。他のキャストも面白いけどコテコテで、それに比べてヤクザなのにどちらかと言えば俺たちに近い存在なんだけど程よくぶっ飛んでる染谷のキャラクターは新鮮で面白かった。三池さん撮りたかったのって恋愛じゃなくてこっちじゃないの?
ガチバンファンとしては最悪、
恋愛映画として見るとなんとなく良い余韻はあるけど微妙、だけど最初から染谷&大森コンビの一瞬の輝きを描いたドタバタコメディとして見直して見ると抜群に面白い。
とりあえず星3で。
終わった後は不思議な感覚に。
決してそんなにお気に入りの作品はないんだけれど、三池監督と聞くと何故か期待値が上がってしまう。
作風は違うんだけど、M・ナイト・シャラマン作品と似たような期待感。
きっと何かしら、常識を吹っ飛ばしてくれるストーリーや場面が用意されているんだろうなと思う。
今作はストーリーの捻りはそんなにないと思うんだけど、俳優陣のガチンコ演技合戦が繰り広げられ、最後は正に演技バトルロワイヤル!!
それぞれの個性が光り、ワクワクが止まらなかった。
そして最後は怒涛の一夜を過ごした後から始まる、初恋の始まり。
きっと出会いとは真逆に、静かでささやかな幸せを掴んだんだろうなとホッコリした。
そこで、結局これまでのストーリーはなんだったんだろうなという不思議な気持ちになった映画だった。
痛い娯楽
登場人物も多いが飽きることなくスジに迷うことなく進む脚本が素晴らしい。医者の取り違えというのが微妙な落ちだが。
全員片付いていってラストがアニメで吹っ飛んで、終わるかと思ったらその後話がしばらく。もしかして、そこはなくても良かったかな?
役者はベッキーや大森南朋も内野聖陽も良いがとにかく染谷将太に尽きる。
劇場で見られずやっと配信で視聴。
死に際狂騒曲
TELASAで鑑賞。
死んだ気になりゃ、怖いもんなんてない。余命宣告を受けた若きボクサーが、ひょんなことから出会った少女を守るために自暴自棄の逃避行。ヤクザ、チャイニーズ・マフィア、悪徳警官、クレイジー女が入り乱れる一夜を駆け抜けました。
ジェットコースターの如き疾走感が堪りません。ちょっとした綻びと計算違いによってドミノ倒し的に状況が悪化し、血みどろの乱戦になだれ込んでいく過程が面白過ぎました。三池崇史監督作の中でもこれは大・大・大当たり!
タイトルからは想像出来ないバイオレンスの中、ボクサーと少女の恋が純度100%で進行するからすごかったです。
特に愛を囁き交わしたわけでは無いけれど確かに愛情が生まれていて、互いの時間が動き始めた瞬間に感動しました。
※修正(2024/06/13)
三池ワールド
内容はオリジナルストーリーで、余命わずかのボクサーが、偶然出会った少女と運命的な恋に落ちるラブストーリー。
シリアス系と予想していましたが、鑑賞後は良い意味で期待を裏切られ楽しめました。
個性豊かな登場人物が織りなすテンポの良い掛け合いは痛快で、ラブストーリーなのにコメディ、ホラー、アニメといった色々な新しい要素をぶち込んで三池監督らしいエンタメ作品になっていたことに驚きました。
俺たちの三池崇史
三池崇史はこうでなくちゃ!だった。
「DOA」「殺し屋1」「岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇」
「漂流街」の三池崇史だ。
めちゃくちゃで粗くて、攻撃的でギラギラしてる。
そんな作品だった。
一夜を描いた映画はたくさんあるけど、一夜ならではの
スピーディーでハードであっと言う間の2時間だった。
まず窪田正孝さんのスタイリングが超タイプ。
最初のクールなキャラもラストでフリとなってて良かった。
染谷将太さんはいつでも最後。
今作も一番目立ってた。首切られても喋ってほしかったな。
ベッキーの評判も良いけど、
僕的にはヤクザの組員が素晴らしかった。
市川の舎弟感は流石だし、
権藤の武闘派ヤクザっぷりもカッコ良かった。
組長代行もドッシリしてて渋かった。
ラスト間近に暴走して行く様も三池崇史作品観てる!って
感じで嬉しかった。
エンディングもめちゃくちゃカッコ良かったです!
ふざけてるのか真面目なのか…
三池作品という事で期待していたが、期待外れ。
全体的に暴力シーンが多いのは、作品を見る上で分かっていたが、ストーリー展開などは単純。
窪田くんの肉体美やベッキーの怪演は目を見張るものがあったが、終盤のアメコミ風の映像などはゴミ。
リアリティが一気に薄れて、冷める。
「作人最重要的是“仁义”」やれば出来るじゃん三池監督ぅ
①「神様のいうとおり ダルマさんが殺した」があまりにも酷い出来だったので、『三池崇史の映画はもう観るまい』、と思っていた。ところが、フランス人の友達から良い映画だと聞いて半信半疑で観たところ、ホントに良くできた映画でした。もともと演出力には問題ないようだし、要はホンの問題でしょうね。(どんなオファーは受ける人らしいから。)期待を上回ってくれたので☆ひとつオマケします。②染谷将太が相変わらず上手い。騒動の元凶となる小悪党をいつもの軽みで飄々と演じていてかなり悪いやつだが憎めない。殆どの登場人物が一夜の内に死んでしまうが(その点では決して珍しいわけではないけれども)後味が殺伐としていなくて爽やかなのは珍しい。③ラストの殺し合いの舞台をホームセンターにしたのも巧い設定。
流石三池崇史!!!
映画館にて鑑賞、三池崇史やからえぐいんやろなと思ってたら案の定えぐかった。現実では味わえないようなエンタメ性に富んでいてこんなに娯楽を詰め込んだ映画はなかなかない、設定ゆるゆるでツッコミどころ満載だけどおもろいから全て良し!!!
真骨頂
鬼才がその鬼才ぶりを遺憾なく発揮してる。そしてロマンチックな監督だと改めて思えた。
三池風ラブロマンスが沸騰してた。
「初恋」のタイトルに似つかわしく、のっけから首が飛ぶ。…ちょっと待て。
いやいや…「え?」これからどうやって初恋が語られていくのだろう?何かの揶揄なのか?そんな冒頭の困惑を物ともせず物語はドストレートに「初恋」を描き完結した。
社会から消去されたようなヒロイン。
父親の借金のカタに身売りされ、シャブ中にされ体を売る。
全うな人生を歩みようのなかった主人公。
親に捨てられ顔すら覚えてない。
ボクシングで注目されるが本人には向上心のようなものもなく体を張って金を得るも、その胸の内は空虚なままだ。何1つ達成感もなく脳内に腫瘍があると宣告される。余命幾ばくもない。
そんな2人が出会うまでが丁寧に描かれる。
どん底でどん詰まりの人生が事細かに。
出会ってからのバイオレンスは容赦がない。
怪優に変貌した染谷将太を筆頭に端役に至るまで熱演だった。いや、その鼓動が聞こえてくるくらいに作品の中に生息してた。
昨今のコンプライアンス重視の風潮を歯牙にもかけず、強固な壁であるはずのコンプライアンスをまるで紙よりも薄いもののように突き破り疾走する。
その様が心地いい。
暴力に陶酔してるわけじゃなく、その潔いまでの覚悟が心地よいのだ。
そのバイオレンスが表現するのは苛烈なまでの生存競争と欲深き人間性で、それが故に動物と区分されるような部分だ。
つまりは、そこを抜きには人間を描ききれるはずがないと断言してるようにも思える。
そんな集団の片隅に自分達も生息しているとの自覚をも促してくれたりする。
そのバイオレンスの必然性にも無理がなく、覚醒剤をめぐる裏社会の対立が描かれる。
コレがまた見応えあって…ドラマを作るのはキャラクターって表現がピタリとハマる。
見事な采配だった。
適度な皮肉やユーモアも挿入されていて、ヤクザの組長代理がパラリンピックのピンバッチを身につけていたり、人柄と思えばクスッと笑うし、癒着ととれば強烈な曝露にもなり得る。
大陸からきた女性のヒットマンが仁侠の心意気を理解していたり、幻覚である父親が阿波踊りを始めたりと…噛めば噛むほど味わい深いマテリアルが散りばめられてる。
そんな血で血を洗うような非日常に巻き込まれる主人公たち。
このまま闘争で締め括られるのかと思っていた矢先、スマホの留守録に驚愕の事実。
「どおすんだ、レオ!?」と物語は予想だにしなかった分岐点を明示する。
ラストは殴り合いと斬り合いだ。
ここに来て主人公の生涯が報われるようでもあり、これをもって救済とするのかと、監督の男気を感じたりする。
冷静でいながら断固たる決意で拳を奮う、主演・窪田氏の目が印象的だった。
彼はこの時にボクサーとしての背骨を手に入れたかのようだった。
斬り合いの方は意地と意地のぶつかり合いだ。死ぬのは別に構わない。ただ俺が死ぬのはこいつより後だ。死んでもそこだけは譲らない。そんな鬼気迫る斬り合いだった。
大陸からの風当たりの強い日本。明確な反旗も反論も出来ぬままのような気がしてならない。そんな鬱屈した空気を吹き飛ばしてくれるかのようだ。
作品にそんな比喩も意図もないとは思うが、俺の気持ちは晴れた。権藤が背負うのは高倉健だ。日本男児の気骨の象徴だ。
ラストにかかるシークエンスでは、彼女の初恋と遭遇する。
彼女の初恋が幕を閉じ、彼の初恋が始まりを告げる。
薬物治療で狂おしいまでの中毒症状と戦う彼女。己が生きる理由を自覚し、迸る感情を露わにする彼。
ラストは無音のロングショット。
未だ生活に余裕はないが、それでも楽しそうに我家に帰っていく2人。おまけに雪まで降っている。流血で朱に染まるこの世界を、真っ白な雪が覆い隠してくれるようだった。
このラストがロマンチックでなくてなんだと言うのだあぁぁぁぁッッ!!!
振り返ってみたら血みどろの悪鬼羅刹供は、共喰いの末、全員鬼籍に入り、愛を育む未来だけが残る。
おそらくならば、この映画を観たクエンティン氏は地団駄を踏み悔しがる事だろう。
それでもクエンティン氏ならば、監督をハグし「Excellent!!」と絶賛してくれるかもしれない。
堪能させてもらいました!
煮え切らない現代社会を一蹴する痛快なストーリーテリングに拍手喝采!!
生きるしかない!!!
脳天ブチ抜き、心臓貫き、腹突き破り、遥か天まで届く大傑作の誕生。
最高。全部全部最高。
あんまりにも最高な映画だった。
最高だから鑑賞後に街をぐるぐると闊歩し、最高なのでもう一度観てまた悶え、最高すぎて頭が沸騰してぐちゃぐちゃになるので、最高なこの映画の感想をなかなかまとめられなかった。
ボタンの掛け違えがそのまた掛け違えを呼び、生まれた歪みの中で出会えた運命。
緊張と緩和、興奮と興奮と興奮、仁と義、死と生、絶望と再生、恋と恋。
無理もうほんとに大好き。もうめっちゃ生きる。生きるしかない。
あられもない姿とタイトルバック、最高。
淡々としていたレオ、意外と普通に喋るレオ、一夜にして変わる彼、最高。
ヤブ占い師かと思いきや大当たりだった占い師、最高。
ちょっと頭の弱いシャブ中モニカ、最高。
車からシャブ撒き散らすシーン、最高。
アパートに響き渡るジュリの絶叫、最高。
「勝手に死んでんじゃねーよ!」最高。
「私もぶっ殺すけどみんなもぶっ殺して!」最高。
策士に見えて普通にドジっ子な加瀬、最高。だんだん顔つきが変わる様、最高。
隠れる気のない尾行をする城島、最高。
ユニディ狛江の大総当たり戦、最高。
ユニディってなんでもあるなああ!!!本当ありがとう!!
日本刀をゆっくり抜く権藤、最高。コテコテの夜明けの権藤、最高。相打ちになりかけるシーン、最高。
仁義に厚いチャイナレディ、最高。
ありえん誤診発覚について。
レオに強くフォーカスを当てて考えると、この一夜にバタバタと死んでいった全ての人達の命が、余命僅かだった彼に引き継がれたのかなと。
ギリギリと燻り尽きようとしていたところで急激にエネルギーが爆発して、全ての命を取り込んで生きていけることになったのかなと。
そんなドラマチックなことをふと思った。
ただし、みんなみんな物凄く生きていた。
こんなに沢山の人が殺し殺されていくのに、誰一人として自分の命を蔑ろにしていなかった。
全員が全員、息尽きる瞬間まで濃厚な命のエネルギーを発し続けている、その熱量が本当に好きだ。
最後に会った竜司の横に妊婦がいたのも示唆的で面白い。生きるしかない。
ストーリーもシーンとシーンの繋ぎ目もキャラクターも映像の造りも演出も全部全部バッチバチにキレッキレで本当にテンション上がりっぱなしだった。
多角的に展開していくストーリーも、まあまあ多めのキャラクターも、全部全員大好き。
みんなゴリゴリにガンギマリまくってるけれど、どこか抜け感やユルさを持っているのがまた愛おしい。
ギンギンに興奮しきったところでフフッと笑える面白さ。
誰の目線になっても誰を想ってもドキドキしてしまう。みんな大好きだよ。
ハァ駄目だ本当に好き。この滾る想いを全然上手く文字に乗せられていない気がする。もういい。もういいよ。
首が笑っていました!
今日もコロナ禍、映画館に行きたくなって来てしまいました。この映画最初は目茶目茶ごみ屋敷のように汚いのでちょっと辟易。それに、何だただのやくざ映画じゃないのと思いました。それでも窪田君が頑張っているので最後まで観てしまいました。この作品は窪田君とヒロインが堅気で、あと中国マフィア、そして日本やくざらしい内野、さらに裏切り者の染谷と大森さん。この4つのグループの絡み合い、戦争なのです。まあ、中国らしい首切りが2回も出て来たのでちょっとだけ気持ち悪かったです。でもあっけなくバッタバッタと人が死んでいくこの映画はバイオレンス映画と割り切れば、単純に面白い映画と言えるかも知れません。あのベッキーも大活躍で、狂気じみた復讐する女性の役ははまり役かも。最後の方の大乱闘は、ユニディの狛江店が舞台。良く知っているお店なので興味津々でした。それでもこのバイオレンス映画、最後には初恋という題名らしくうまくハッピーエンドになり最後はホッとし、窪田君の勝利に涙が。いわば捨てられた窪田君と父親にレイプされて育ったヒロインが人生の再出発をするという意味では安心の結末でした。まさに何でもありで、恋愛は花を添えるというような感じでしたが、最後まで目が離せなかったので傑作だと思います。
東映任侠映画を三池ワールドに‼️
任侠映画は東映のオハコ。これに三池ワールドが加われば鬼に金棒。初恋というタイトルに騙されて観に行っちゃって!これぞ三池版初恋いいんじゃない。キャストのキャラも立ってる。ベッキー最高!ぶっ飛んでます。染谷将太はこのぶっ飛び感を大河にも持っていってもらいたいね。内野聖陽、「昨日何食べた」はどこ行った。むらじゅんは欠かせないね〜。ディーン妹も妖艶で最高。窪田君の魅力も凄く出ていた。ただヒロインの小西桜子はウーンかな。(前田敦子に似てるよね)三池作品で足りないのは色艶。濡れ場をもうちょっと挟んでもいいかも。あとホームセンターの駐車場からの車のダイビングシーンだけなぜアニメーション?アニメーション使うのは悪くないけど、だったら別のシーンでも多用する方が自然じゃないかな。
歌舞伎町を使った任侠モノも久しぶり。ぶっ飛んだバイオレンスシーン、キャストのキャラ立ても含め三池ワールド全開の秀作。こんな御時世に是非。
まさに好きなように作った快作
遅れながら鑑賞
三池作品をスクリーンで観るのは初めて
デッド・オア・アライブのオチで度肝をぬかれた
のを覚えています
孤児でボクシング以外何もない葛城レオ(窪田正孝)が
突然余命宣告を受け自暴自棄になった時に
助けを求めてきた少女モニカ(小西桜子)をとっさに
救ったところから思わぬトラブルに巻き込まれていきます
ストーリータッチは全体的にライトでギャグ混じり
正直オチも序盤の易者のあたりで読めますが
むしろ三池作品特有のどこかコミカルなゴアシーン
役者にむき出しで演技させるところとか
所々らしさを感じさせるものでした
話題になったベッキーのキレた演技は見事でした
元々素養あったんですね
「リターナー」で岸谷五朗が悪役やったときくらいの
ハマりを感じました
窪田正孝の朴訥ながら彼なりに恋をしている感じが
非常にヤクザ達と異なる生物であると表現されていました
オチは判るのに演出や表現ですごくオリジナリティを
感じるのは映画ならではという感じがしました
冒頭の海外を意識したタイトルバックなどには
なんかコジャレた感じがしましたが中身はVシネの時の
泥臭さを感じるものでした
おすすめしたいです
タイトルでなく内容を見てから観て
初恋というタイトルと配役、ざっくりした内容、こちらの評価で面白かったと書いてあり鑑賞しましたが、
甘い恋愛ドラマでなく、ボクサーのスポーツドラマでもなく、派手でコミカルなバイオレンス劇で、ヤクザ同士の暴れるシーンばかりでした。
途中でまさかと思ったのですが、最後まで一緒でした。
苦手なジャンルだったのですごくがっかりしました。
注意書きして欲しかったです。
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