「そもそも怖がらせるだけの映画だから救助がやってこない・・」フローズン・ブレイク odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
そもそも怖がらせるだけの映画だから救助がやってこない・・
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ゴンドラの宙吊り事故、パニックになった乗客は次々に死んでゆくロシアのスリラー映画。
ロープウェイの事故はたまに耳にするが宙吊りならまだましなのかもしれない。昨年の5月にイタリアのモッタローネ山(1,492m)のロープウェイでロープが切れてゴンドラが落下、乗客15人の内助かったのは5歳の幼児(重症)だけだった、コロナ禍で暫く運休していたらしいが原因は未だ明らかにされていない。高所恐怖症の人は端から観ないと思うが怖い映画でした。
そもそも怖がらせるだけの映画だから救助がやってこない設定を考えたのでしょう、大晦日の夜、運航を断る係員を買収して臨時運行・・。上手いのは軽い停電で一回ジャブを噛ませてから本命の宙吊り、誰もすぐにまた動くと楽観するでしょう。
煮え切らないカップルの恋愛話を絡めたり自己中の情けない男の傍若無人ぶりで気を揉ませるが作りすぎたキャラクターにも思えます。
結局、無駄に死人を増やすのは、事故も怖いけど理性を失った人間の方がよっぽど怖いのねというお話なのでしょう、わざわざフィアンセを地上に残したのはミスロシアが助かるのは半ばお約束と読めてしまうがあの状況で凍死しなかったのは奇跡に近い・・。
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