見えない目撃者のレビュー・感想・評価
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怖〜サスペンススリラーの傑作
いやはやこんなにハラハラドキドキさせてもらえて満足だわ!
吉岡里帆はひとかわむけましたね。
上手かったし、脇を固める演者も良かった。
何ヶ月かぶりに観て良かったと思える映画に出会いました。
いま思うとこの映画はただの恐ろしいサイコパスだけではなくて、ココロが折れたなつみと無気力なはるまの成長物語だろう。
ラストに向けてこれでもかこれでもかという真犯人の襲撃に立ち向かう二人。
最後にひとすじの光が観客を安堵させる。
同じ日に観たブラビがぶっ飛んだ!
傑作。
映画鑑賞前に気軽に見てください。
上質なサスペンスなのに終盤が…
冒頭で、吉岡里帆さん演じる浜中なつめが警察官になるために訓練を重ねながらも、自身が起こした交通事故が原因でその夢と弟を同時に失ってしまったことが、端的に描かれています。ここで、物語に必要な要素が無駄なくシンプルに描かれいるおかげで、作品世界にすんなり入っていけました。この冒頭のシーンが、単に舞台設定の説明としてだけでなく、その後のなつめの行動動機や終盤への伏線につながり、また作品全体を通して彼女の変容を描くことにもつながっていたと思います。
そんな盲目のなつめが、たまたま事件の目撃者となり、事件の真相に迫っていくという展開なのですが、この辺りの描き方も実によかったです。映像的にはきわめて地味なのですが、細い糸を手繰るようにわずかな手がかりから真相へと近づいていく様子が緊迫感をもって描かれていて、ぐいぐいと引き込まれていきました。
その過程において、なつめの捜査に協力する国崎春馬がしだいに自分の生き方見つめ直していく姿が描かれます。高杉真宙くんの演技から、無気力な高校生の目に、光が宿るような変容が見られたのがよかったです。また、当初は真剣に取り合わなかった警察が、しだいに本腰を入れて捜査するようになる過程も、スムーズに描かれていたと思います。田口トモロヲさんの好演で、穏便に定年を迎えようとする老刑事が、刑事としての使命感を思い出し、もう一度奮起する姿にも地味に心を打たれました。
こうして犯人が明らかになるところまでは、重厚な雰囲気でとても丁寧に描かれ、上質なサスペンスを堪能できました。しかし、犯人と対峙する終盤のシーンは、自分には合わなかったです。クライマックスとして緊迫感を盛り上げるためかもしれませんが、盲目の女性と高校生があんな行動とりますか? あんなに都合よく展開しますか? それに、犯人は死亡フラグの立った人間だけを確実に殺し、あとは見逃しているかのようで、どうにも興ざめでした。
終盤の残念ポイントはありますが、全体的には十分楽しめる良作だと思います。ただし、遺体損壊のグロシーンがありますので、耐性のない方はご注意ください。
非常に優秀なスリラー映画です
2011 年に公開された韓国映画「Blind」のリメイクだそうである。オリジナル版は未見である。2015 年には中国でもリメイクされたそうだが、そちらも未見である。あまり期待せずに観に行ったのだったが、思いがけない傑作だったので非常に嬉しくなった。
本作の主人公は元女性警官で、交通事故で視力を失うと同時に、身の回りの環境を激変させている。まず、この導入が見事であり、周到に伏線化されていたのには非常に感心した。自らが起こした事故に対する後悔の念の深さは痛いほど伝わって来た。彼女がのちに遭遇する連続猟奇殺人事件は、発端が非常に些細な事故であったが、盲人ゆえの聴覚や嗅覚の鋭さから異常を察知するところも秀逸であった。
盲人が目撃者という立証の困難さから、警察の扱いは最初けんもほろろの対応であったが、次第に事件の核心へと接近していく過程も不自然さがないのに感心した。説明的な台詞はほぼ皆無で、それぞれの人物がそれぞれのタイミングで語る言葉が必要最小限であり、非常に見ていてテンポが良かった。終盤のドキドキ感は「羊たちの沈黙」に匹敵するもので、非常に楽しめた。サスペンスというよりスリラーとしての出来の良さに痺れた。
主演の吉岡里帆は、非常に薄いメイクで盲人感を良く出しており、深い絶望や、終盤の行動への強いモチベーションなどをしっかり感じさせていたと思う。脇を固める俳優陣も実力者揃いで、非常に見応えがあった。連続猟奇殺人犯などというものは狂人に決まっているので、動機には一片の同感も同情もあり得ず、犯人の行動の容赦なさはまさにモンスターに徹していて、これまた印象的であった。
音楽は見たことのない人だったが、スリラー映画の見本のような曲を書いていて、非常に音楽が効果を上げていたと思ったが、やはりエンディングの場違いな歌だけは余計だと思った。
演出は見事なものであったが、車で襲いかかるシーンで、あんなに色々なものにぶつかったら車体の傷は大変なことになったはずなのに、どこかで修理したような展開もないのにほとんど無傷で翌日に登場するところはちょっと違和感があった。自動車修理工が犯人で自分で直したのではないかとか考えたのだが、考え過ぎだったようだ。また、犯人が遭遇した相手を殺すのか殺さないのかの判断の違いがよく分からなかった。終盤で言いつけを守らないのはスリラー映画の常道とは言え、協力者が自分の命を賭してでもという行動に出る理由がやや弱いような気がした。とは言いながら、非常に良く出来た映画で、大変楽しめた。R15+ 指定(15 歳未満は親と一緒でも鑑賞不可)によって、客が減るのも覚悟で猟奇的なシーンを誤魔化さずに撮影して見せたところには男気を感じた。
(映像5+脚本5+役者5+音楽4+演出5)×4= 96 点。
面白かったけど…
吉岡里帆の体を張った演技は見事
自らの過失交通事故により弟と視力を失った元女性警察官が偶然誘拐事件に男子高校生と絡む物語。
元となる韓国映画未鑑賞。
元警察官らしく事件の真相を諦めない主役:なつめ役に吉岡里帆。
目の見えない役で良くこんなに動いて頑張ってくれたと感心し過ぎました。
地下鉄の階段を速足駆け下りるシーン等は逆に「転ばないでね〜」として心配し過ぎましたしw
(目見えてもあの階段降りは怖いよw)
中々骨太なストーリー。犠牲者はお気の毒。
田口トモロヲさん久しぶりに長い時間観たなぁw
ベテラン勢を勿体ない所で使ったり✨
犯人の身元はあるあるですが、それを100歩譲っても2/3までは面白かった。
しかし、残り1/3が。
最後の館のシーンがね。
「何故、お前らだけで踏み込む?」
踏み込みドラマあるある。
吉野刑事、時間の無駄⌚️
犯人のテリトリーである屋敷で隠れながらではあるが「助けに来ました〜🗣」と声出して被害者を探す相棒国崎役の高杉君、、、。
最後の見どころなのにシラけましたー!!
しかも長い。
なんだかんだでしたが、吉岡里帆好きの私には楽しめました。。
あっそうそう、パルちゃん元気そうで何よりですw
彼女には彼女なりの戦い方がある
面白い
吉岡里帆のスッピン可愛い
ドキドキの娯楽作品です
【吉岡里帆さん 昨年からのメインキャスト作を観て想う事、幾つか】
走らず静かに盲目のなつめ(吉岡里帆)に近づいてくるサイコ・キラーから地下鉄の構内を様々なツールを駆使して、走って逃げる場面やクライマックスのシーンは、動悸が高まる。
深い悲しみを抱えながら、なつめが自らの危険を顧みずサイコ・キラーに敢然と対峙する姿には”危ない!頑張れ!”と心の中で叫んでしまうし、彼女がそこまで身を呈して闘う理由もしっかりと描かれており、それを吉岡さんの熱演が支えている。
そして、重要な役を演じる高杉さんも素晴らしく、この方の存在がこの映画の見応えを後押ししているのは間違いない。素敵な若き男優さんである。
が、警察の杜撰過ぎる捜索(本当だったら怖いよ)や、簡単に殺られてしまう刑事さんたち。そして都合良すぎるストーリー展開に多少、興味が削がれる感は否めない。
<本格スリラーと謳うなら、脚本もう少し、何とかならないかな・・。役者さんたち、熱演なのに・・。>
吉岡さんは、昨年から映画のメイン・キャストを演じられる機会が増えてきた。喜ばしい。
が、作品に恵まれていない感が拭えない。
・「音量を上げろタコ!何歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」
阿部サダヲ主演ということで大いに期待したのだが、迷走する三木監督ワールドに飲み込まれてしまった・・。
・「パラレルワールド・ラブストーリー」
主演の方に飲み込まれてしまった・・。染谷将太もフォローできず。
と、やや残念な状況が続いていたので、今作こそは と思ったのだがなあ。 (上記2作品に比べれば、この作品は格段に面白いですよ。)
とても魅力ある女優さんであるし、是非この作品を上回る作品での今後のご活躍を祈念したい。
何だか、結婚式での親類のおじさんのようなコメントになってしまった。お許し願いたい。
吉岡さんへのエールと思っていただきたい。
熱演に引き込まれた
期待以上
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