「ウサギ、キリン、カバ、ライオン」パラダイス・ネクスト kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ウサギ、キリン、カバ、ライオン
坂本龍一のピアノや現地の人たちの歌など、音楽だけは心地よい。美しい映像もあるにはあるけど、ほとんど汚いところばかり。豪邸やドライブシーンの美しさはそれに対照的であるため際立ってはいるんですけど、楽園というテーマにしては絶望しか感じられない映像なのが残念でした。
ストーリー性にはこだわってないのだろうけど、シャオエンが可哀そうすぎる。ただ、妻夫木の表情からすると、殺されてもしょうがないことがわかってたんだろうなぁ。結局、意味不明にしてしまったのは、途中でヤクザの加藤が東京で殺されたという設定にしたため。生きてさえいれば、死から逃れる妻夫木と、彼を殺さなければならない豊川の構図がピッタリまとまっているのに・・・これも残念。
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