「サッカーに捧げた人生、勲章より重き者」キーパー ある兵士の奇跡 美紅さんの映画レビュー(感想・評価)
サッカーに捧げた人生、勲章より重き者
ナチス兵だったトラウトマンが、イギリスで
サッカー、キーパーの才能を見抜かれて
周りの批判、バッシングにも負けずに
大成していくストーリーでした。
トラウトマンが愛した女性、マーガレットは
敵である国の人だった!
マーガレットの父親は理解を示してくれたけれど、世間から冷たい目で見られながら
懸命に生きる人間ドラマでした。
籠の中の小鳥。
小さい子どもを可愛がる、優しい青年だった
トラウトマンと、情愛の深さがあった
マーガレット、惹かれ合う2人に
国や育った環境が違っても、相手を尊重する気持ち
が感じられました。
サッカーの試合中、起きた事故で首を損傷したときは、絶望的な気持ちになりました。
勝った試合の後に道路にボールが
転がっていくときに起きた事故。
海辺の砂浜で楽しく過ごした想い出が
よぎると溢れそうになる涙を堪える
マーガレットに、悲しみを乗り越えていく
勇気をもらいました。
墓場に眠る家族。
緑の自然の大地。
戦争で起きた罪は消えないけれど
過ちを許し、必死に生きる姿に深く
感銘したストーリーでした。
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