劇場公開日 2020年10月23日

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「マイルドな感動作」キーパー ある兵士の奇跡 いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5マイルドな感動作

2020年10月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

オンライン試写会で鑑賞。
イギリスの捕虜となった元ナチス兵トラウトマン。収容所でサッカーをしている姿が地元チーム監督の目に留まり、キーパーとしてスカウトされる。その後、名門クラブに入るが、ドイツ人という理由で誹謗中傷を受けることになる…

当時のドイツに対する嫌悪感というのが伝わってきて、逆境に打ち勝ち、国民的英雄になるまでの過程に感動は感じたが、全体的にマイルドに感じた。
収容所でも、サッカーをしている時も、もっとひどいことをされていたんだろうなと思った。それと奥さんもドイツ人と結婚したイギリス人として謂れのない中傷を受けていたのだろうなぁ、もう少しそこら辺をしっかりと描くことで、感動が増すのではないかと思った。

トラウトマンただ1人にナチスの罪を問わせるかのようなイギリス人たちの反応に対し、奥さんの憎むのではなく許すべきという発言。今作で伝えたいテーマの一つだと思った。今にも当てはまるし、難しいけどそうしないと次に進めないよなと思った。

いたかわ