「最初に思ったのは?」燃ゆる女の肖像 アモルフィさんの映画レビュー(感想・評価)
最初に思ったのは?
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役者の芝居はとてもよく、お嬢さん役の俳優の目線だけで伏線をはるところ(回収も、とてもわかりやすくてよい)や表情の変化だけで語るところなど、なかなかやるなと思わせてくれる。
半面、些細なことが気にかかる。
海を渡るのに白いキャンバスを貼った状態で梱包して持っていくものなんだろうかというのがまず気になる。ロールと木枠を持って行って現地で張ったらいいじゃない。
木炭でやけに精密な下書きを描いて、その線を大切に消さないように塗り絵をしていくという必要以上に形を大事にするような描き方にテーマとの違和感を覚えつつも、ここまで薄塗りなら、こんな粗目のキャンバスじゃなく板に書いたほうが良いのでは?という疑問に・・・(もともと、板に描く設定をキャンバスに書き直してるなら辻褄があうなあ)
そもそも、貴族の肖像画がこのクォリティで許されるのか?などと考えつつみてると、なんとダメだしされて描きなおすはめに・・・
途中の状態を撮れば、発注する絵は1枚で済むからなのか?
肖像画は重要なアイテムなのでもう少し金かけてよかったんじゃないのかなあ?
などとホントに余計なことを考えてしまった。
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