「日が沈み、白い砂浜に砕け散る波音。誰が誘惑に抵抗できる?」ポルトガル、夏の終わり shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
日が沈み、白い砂浜に砕け散る波音。誰が誘惑に抵抗できる?
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映画「ポルトガル、夏の終わり」(アイラ・サックス監督)から。
ポルトガルの世界遺産の町、シントラの美しく幻想的な風景は、
会話に「アダムがイヴ」が何度も登場したことからもわかる。
それほど、愛を語るには絶好の場所なのだろう。
「パパがりんごを取り出し、ママに見せて言った。
ここでアダムがイヴを誘惑した」と。
そして誘惑に成功したその理由は、
「日が沈み、白い砂浜に砕け散る波音。
誰が誘惑に抵抗できる?」とロマンチックさを売りに、
日本全国各地にありそうな「恋人岬」を彷彿とさせる。
また初めてこの地に訪れた人に、地元の人たちはこうガイドする。
「あれは『ピーパーの泉』、『結婚の泉」と呼ばれています」
「タイルは18世紀のマリア一世時代のもの。
当時は各地から未婚の女性が巡礼に訪れました。
噴水の水を飲むと・・結婚できると信じられていたのです」と。
こういった名所って、世界中、どこにでもあるんだなぁ。
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