劇場公開日 2020年9月25日

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「とてもBL的なので見る人を選ぶかも」マティアス&マキシム Ishikawa Peroさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0とてもBL的なので見る人を選ぶかも

2020年10月11日
iPhoneアプリから投稿

真面目で友達から言葉警察と言われているマティアスと複雑な家庭で育ち無口なマキシムは幼なじみ。自主映画の撮影でキスした事からマティアスは自分の中に複雑な感情が芽生えるが…

みんなが待ってたグザヴェエ・ドラン監督の最新作。

とてもいいBLだなぁと思いながら気づいた。
そもそもドラン監督の映画は少女漫画的ではないかと。

少女漫画は人間関係(恋愛、友情、親子)からくる感情を描く事が多い、少女漫画ではその心象風景が絵で表現されよりわかりやすく頭に入ってくる。
ドラン監督作品も人間関係の行き違いを描く事がほとんどで、心象風景がそのまま画面に美しく展開する、誇張されたそのシーンはアーティスティックにも見えるけれど、漫画的でもある。

少女漫画に影響を受けているそぶりが無いのでそれが作家性だと思うけれど、少女漫画好き、BL好きとしては嬉しいかぎり。

Ishikawa Pero