「【”幼き日に二人で描いた「Mたちの農場」” 男同士の友情が”ある事がきっかけで”恋愛感情に変容していく様を、困惑しながらも、その感情を受け入れていく姿を描き出した美しき作品。】」マティアス&マキシム NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”幼き日に二人で描いた「Mたちの農場」” 男同士の友情が”ある事がきっかけで”恋愛感情に変容していく様を、困惑しながらも、その感情を受け入れていく姿を描き出した美しき作品。】
ーマティアス(ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス)とマキシム(グザヴィエ・ドラン)は30歳になっても、気の合う仲間たちと一緒に過ごす機会が多い。
問題のある母親と同居するマキシムはオーストラリアで働く決意をし、マティアスを通じてアメリカで弁護士をしている彼の父に紹介状を頼んでいるが・・、何故かいつまでも紹介状が届かない・・。-
■グザヴィエ・ドラン作品の魅力、幾つか
1.映し出されるシーンの色彩の美しさ、とりわけ刺激的なシーン。
-今作品では、ストリップバーのシーンであろう。-
2.劇中に流れる音楽のセンスの良さ。(含むタイミング、ボリューム)
3.カメラアングルやフォーカスの上手さ。
4.役者の微妙な表情の変化の撮り方とそれを彩る衣装、意匠。
5.何より、作品から醸し出されるグザヴィエ・ドラン独特の雰囲気、世界観。
ー難解なようで、キチンと観れば問題ない。ー
■印象的なシーン
・マティアスとマキシムの現在のそれぞれの境遇の違い。マキシムは朝から煙草をふかしビールを飲むだらしない母親(息子の顔に唾を吐きかけるのか!)と荒れた家で同居している。一方、マティアスは弁護士として高級そうなスーツを着こなしている。
が、二人は仲間たちと会うときは対等に、楽しそうに言いたいことを言っていたが・・。
・友人リヴェットのちょっと生意気な自主映画製作をしている妹、エリカから映画への出演を依頼される二人。マキシムは承知するが、マティアスは強く拒む。だが”ゲーム”に負けて嫌々ながら出演することに。
シーンの内容は二人が秘めていたお互いへの想いを、抑えきれないものにしてしまうには十分な程だった・・。
ー 二人のシーン前の”準備する姿”が良い。又、そのシーンの撮り方・・。そして、あのシーンをゲームに負けたとはいえ、マティアスが受け入れたという事は・・。-
・嵐の夜の、張り出し窓での二人のシーン。ここはコメントしない・・。
・中々届かない紹介状の状況を確認するマキシムが真実を知った時の表情。そして、引き出しの中で見つけた幼き時に、マティアスと書いた色彩豊かな農園の絵を見つけた時の表情。
ーマティアスの想いを、全て理解するマキシム。ー
<青年期の終盤、人生の岐路に立つマティアスとマキシムが、各々の心に封印していた筈のお互いへの想いが再び沸き上がり・・。
マティアスとマキシムが、”たった一度だけ”お互いへの想いを確かめるシーン。
グザヴィエ・ドランの作品の幅が更に広まり、深みを持った事を素直に喜びたい。>
今晩は!
性の劇薬、知らず、検索しちゃいました。強烈そうだわ〜❗️同性愛を否定するつもりはないけど、映像になって観るにはまだ少し抵抗が🧐
飲む時は食べながら飲まないと🍺🍶🥃🍷🍸悪酔いしちゃいませんか?胃に良くないのでは。食べながら飲んでくださいませ🍗
NOBUさん、コメントへの返信有難うございます。
グザヴィエ・ドラン監督の世界観、私も好きです。未だこの作品しか観ていませんが 😅 ( 繊細な感性の持ち主だからこそのこの作品かなという印象。)
読書がお好きなんですね。このところつい映画( テレビ録画多めですが )を観てしまい、今回も遅延お知らせメールが図書館けら届きました 💦💦