「☆☆☆★★★(1回目) 観客30名前後? ☆☆☆★★★(2回目) ...」その手に触れるまで 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★★★(1回目) 観客30名前後? ☆☆☆★★★(2回目) ...
☆☆☆★★★(1回目)
観客30名前後?
☆☆☆★★★(2回目)
観客8名
簡単に。
(2020年)7/5日 ほんの少しだけレビューを加筆しました。
子供ではない、大人でもない。少年はただひたすらに純粋だった。
その心の隙間に〝 悪 〟 が乗り移り悲劇は起こる。
だが、そんなアメッドの事を誰も非難する事などは出来ない。
(ダルデンヌ兄弟の演出は)それまでが、絶望から一筋の光が対象者に降り注ぐダルデンヌエンディングだったのに対して。『サンドラの週末』以降の最後(エンディング)では、本人自らが希望の光に向かって歩き出す方向へ…と、舵を切って行く演出へ変わって行った気がします。
今回のエンディングでは、そこに至るまでのアメッドの行動。及び、社会へ適応しようにも純粋なるが故に。なかなか宗教への《信仰心》と《縛り》との狭間で苦しむ心の揺れ動く姿を、これまでの作品での対象者以上、執拗に描いており。観客には、より不穏な空気を匂わせていた。
個人的には、そんな観客の思い描く予想の上を行き。アメッド自ら、自分の身を殺め…とゆうイメージを持ちました。
若干ですが、そのラストシーンに向かって行く道のりには。少しばかりですが、無理があったのでは…との思いを持ちました。
とは言え、ストーリーは単純なれど。ダルデンヌ兄弟が描く物語は実に芳醇で。終盤に向けて提示される1つ1つのエモーショナルな描写は凄いの一言です。
2020年6月15日 ヒューマントラストシネマ有楽町/シアター1
2020年6月28日 ヒューマントラストシネマ有楽町/シアター2
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