「良い意味でも悪い意味でも韓国らしい映画」パラサイト 半地下の家族 jazzmanさんの映画レビュー(感想・評価)
良い意味でも悪い意味でも韓国らしい映画
◯良い点
・脚本はオリジナリティがあって面白かった。
サスペンス + ホラー + 社会問題
が混ざった感じのシリアスな映画。
日本のクリエイトをサボってる最近の監督ら(アニメや漫画の実写化ばかりして目先の儲けばかりに目がいってる監督ら)に見習ってほしい。
◯悪い点
⚫︎色々な意味で表現が過激過ぎるので、R15とかの指定があった方がいい気がする。
・終盤の家族が殺されるシーンは残虐的な表現が多く、大きな石を頭に落としたり、ナイフで刺されたりするシーンがモロ過ぎる。
・寄生先の富豪一家の夫婦のセックスシーンの表現が生々しくてほぼAV。
夫婦で股間さすり合うシーンを映画館の大画面で長々見せられても。。家族で観に行った人は気まず過ぎる。。
日本映画の濡れ場シーンは、行為の全てを見せないし表現をもっと工夫しているので、とても品がなく感じた。
⚫︎富豪一家の父親が殺されなければいけない理由がわからない。
・寄生一家の父親がなぜか終盤キレて富豪一家の父親を刺し殺す場面があるがなぜそこまで?という感じ。
金持ち特有の差別的な価値観とか鼻に付く感じはあるが、悪人ではないし突然殺意が湧くほどではない。
1番の被害者は平凡に暮らしていた富豪一家だと思う。
⚫︎富豪一家が留守中に油断し過ぎ。
・富豪一家が留守中に、寄生一家が食っちゃ飲んでどんちゃん騒ぎするが、あそこまで巧妙な手口でずる賢く寄生に成功したのに、監視カメラもある邸宅でこんなに気が緩むかな。。設定が甘いです。
⚫︎反日表現がわりとある。
・日本のカニカマを犬のエサにしている。
・ホームパーティのテーブルレイアウトを家政婦に頼むセリフで、「一隻の日本の軍艦を、韓国の軍艦が鶴翼の陣で囲むように」など