「マルコ・ベロッキオの代表作となる傑作」シチリアーノ 裏切りの美学 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
マルコ・ベロッキオの代表作となる傑作
マルコ・ベロッキオの新作はイタリアンマフィアの全貌を俯瞰する非常に勉強になる逸品。勉強する必要はないかもしれんが。
時は1980年代、犯罪組織コーザ・ノストラ内の勢力争いが激化し、コルレオーネ派により仲間や家族を次々と殺されたパレルモ派のブシェッタは司法取引によりリベンジを図る。
ブシェッタと敵対する組織の幹部たちが顔を合わせる裁判にゾクゾクした。実に興味深いクライマックスだった。
ブシェッタを演じたピエルフランチェスコ・ファヴィーノの名演が光る。何とも魅力的な『裏切者』を演じた。
コメントする