「他の人々と違うものを観たようだ」デッド・ドント・ダイ M.Sakaiさんの映画レビュー(感想・評価)
他の人々と違うものを観たようだ
商業作品として最低限の質すらも満たしていない。(同監督のパターソンも同様)
基本的には洋画の方が面白いと思っていた僕の概念を根本から覆した。人生で一番ひどいと思った映画。
こんな監督が人様から金を頂くプロとして通用してしまうなんて、もっと才能ある者に椅子を譲ってほしいし、何のコネがあったらこれでプロを名乗れるんだと本気で疑問で怒りすら湧いた。
自己満、つまらんお遊び、内輪ネタのオンパレード。
その辺の専門学生に撮らせた方がマシ。一般人が趣味で撮ったならいい。問題はこの映画に多くの人や金や有名人が動いて、そしてこれは観客から金をもらって上映する商業作品ということだ。
映画監督になりたくてもなれなかった人々に、謝れ超謝れ。どんな人に書かせたって、ジム・ジャームッシュよりはまともなものを書くだろう。
以降嫌いな映画と監督に必ず同作品とジム・ジャームッシュを挙げるほどになった。
怒りのあまりレビューを書く気すら起きなかったが、別の作品(同作品とかすりもしない邦画)のレビューにて、まさに僕がこの作品へ抱く怒りが多々見受けられたので見に来た。
狐につままれたとはまさにこのこと。
見方や好き嫌いはそれぞれと言えども、限度がある。確実に僕は、他の人々と違う作品を観たようだ。
もしかしたらジム・ジャームッシュは、他の人の前ではきちんとプロとしての仕事をこなしているのかもしれない。
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