劇場公開日 2020年10月30日

  • 予告編を見る

「あの有名な事件を下敷きにした謎解きサスペンス、という気持ちで観に行...」罪の声 chiliさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0あの有名な事件を下敷きにした謎解きサスペンス、という気持ちで観に行...

2020年11月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

あの有名な事件を下敷きにした謎解きサスペンス、という気持ちで観に行ったつもりが、全然違うものを腹の底に投げ込まれた感じで、しばらく動けませんでした。

主役二人の静かな演技のグラデーションも絶妙です。小栗さんてこんな細やかだったんですね。脇をかためる役者さん方もすごいです。うーんアンナチュラル勢 笑
新聞社のデスクが豪華。
そして何より、阿部純子さんが素敵でした。ヒリヒリした60〜70年代の危うさがとても似合っていました。
わたしはその時代が終わった頃生まれたからか、なぜだか昔から憧れ…では語弊があるのですが、アンテナがむくのです。自分の知らない、間違った熱量を持った時代の渦中にいた人たちが何を思っていたのか、今どう思っているのか。化石、と言われていましたね。
中島みゆきさんの「ローリング」「誰のせいでもない雨が」を映画のあと聴きたくなりました。

星野さん、2018年もまだ昭和感がすごいんですが 笑

chili