「限りなくホンモノに近いフィクション」罪の声 Y Kさんの映画レビュー(感想・評価)
限りなくホンモノに近いフィクション
実存する未解決事件を扱ったサスペンス映画であり、豪華キャスト・スタッフが作られているということで今年必見の1本だと思っていたので観ました。特に、野木さん脚本の映画ドラマはヒット作ばかりでどれも面白い!という要素強めで観にいきました。
感想
素晴らしかったです。この映画を観るためにグリコ・森永事件を大雑把に調べたのですが、序盤の事件概要の説明は実存する事件そのものでした(映画では銀河・萬堂事件、犯人は怪人二十一面相→くら魔てんぐなど)。別名に置き換えられているだけで、ノンフィクションな部分なので緊張感が凄まじかったです。その後の今作の事件解決に向けた動き、真相もコレが事実だったのでは⁈というほどにリアリティがあり、目が離せませんでした。
今作のメインキャラである俊哉と阿久津のバディ感が緊張感を緩めてくれて、所々温かい気持ちにしてくれたのも好感触です。
真相についても、やるせない苦しい気持ちになりました。ラストは感動しました。
野木さん、流石です!
子供たちの人生が報われることを祈ります。
総評
フィクションなのに、ノンフィクションドラマの様な緊迫感に圧倒された。何故、この事件を解決できなかったのかと思ってしまうほどに熱中できた。
最後に、仮にモデルになった実存の事件の犯人が生きていたとして、今作を観ていたならどう思ったのだろうか⁈気になります・・・。
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