「グリコ・森永事件」罪の声 shioshioさんの映画レビュー(感想・評価)
グリコ・森永事件
80年代中頃、すでに社会人だった私は、この不可思議な事件の記憶が鮮明に残っています。
この映画は史実に忠実なドキュメントというより、それを題材に原作者なりの発想で再構築し、小栗旬&星野源という名プレイヤーの起用によって一級のエンターテイメントへと昇華させた作品と感じました。
事件は結局、終息宣言により2000年に完全時効となりましたが、当時滋賀県警の本部長だった方が捜査ミスの責任から官舎で焼身自殺、という切なくやりきれない思いが残っています。合掌。(週刊紙には本庁や幹部連から厳しく責任を追及されたパワハラとか、失態責任を全て負わされた事への抗議自殺とかの憶測記事もありましたが真相は不明です)
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