劇場公開日 2019年7月6日

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サマーフィーリングのレビュー・感想・評価

全12件を表示

2.5三回忌は限界

2022年1月25日
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鑑賞方法:VOD

三回忌は限界。
ドイツ、フランス、アメリカの会話の違いを楽しむ事かなぁ。
やっぱり、夏の夕日を見る前にさようならはしたくないね。

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マサシ

3.5喪失感と悲しみが深く心に突き刺さる。

2020年6月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

突然途切れる日常。
停滞する気持ちを無視をして、それぞれの時間は平等に進んでいく様がなんとも切ない。
なんて事ないやりとりも日常も妙にリアルで、喪失感を掻き立てる。
エリックロメールみたいなゆったりした夏を楽しむ習慣には馴染みがないけど、特別な事をしない時間が自分を取り戻したりするのかもしれない。

タイトルの元になった曲、THAT SUMMER FEELING はピンと来なかった。
だって、なんとなく間が抜けてるから。

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パプリカ

3.0凡庸

2020年2月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

これと言って盛り上がるでもなく、かと言って全編を通して退屈でもなく、まぁ平凡な作品でした。単に「アマンダと僕」が東京国際映画祭でグランプリを獲ったから、過去の作品を掘り出して上映したんでしょうね。だって2015年作品ですから。

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オクやん

5.0故人を「忘れる事」と 「忘れない事」の はざまで

2020年2月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

思い出したもう1つの映画は
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(2011.米)。
これは、同時多発テロで父親を失った少年が、その父の存在を記憶し続ける自分の力の漸減を恐れて、時の経過による思い出の消滅と闘う、
― そういう骨子だった。息子は思い出に100%固執する。息子は自閉症スペクトラム。哲学的だ。
トム・ハンクス共演の素晴らしい作品。
(レビュー未投稿)

そして今夜の
「サマー・フィーリング」は、
恋人を失った男性と、その家族・友人たちが3つの夏を経ながら、安否を問い合い、心の生傷をゆっくり癒していく物語だ。かつてのアパートを引き払う準備もするし、新しい恋人との出会いもある。新しい人生が開始していく光景だ。

この二つの映画、
どちらが正しいということはない。どちらの願いも私たちは実感として体験してきているからだ。

そしてそれは悩ましい問題だ。故人の思い出と私たちの新しい生活の関係は
〔保存〕だろうか、
〔上書き〕か、
あるいは〔消去〕なのだろうか・・

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劇中、サシャの死の直後のバタバタの中で、両親や姉夫婦が遺品の処分についててきぱきと指示し合う。と、突然遺族みんなが吹き出してしまい何故だか笑いが止まらなくなるシーンがある。急性ストレスだと言い訳をしながら。あそこはとても印象に残った。
みんなで食事をし、歩き、酒を飲み、家族を失った窮地を一緒に支え合う。遺族を独りぼっちにしない。
⇒フランス人も“精進落とし”をするのだな。

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僕は?
お盆も命日も、故人を偲んで、その思い出や何ということもない小さなエピソードを、残った者たちと時々は言葉にして分かち合いたいなと、思った。
きっとそれは新しい人生と矛盾しないと思う。

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夏になるとふとサシャを想う彼ら。
思い出は遠くなっても夏は巡ってくる。
その人と共に生きた事実は、あの陽光と 肌に残った日焼けの跡のように、忘れていても私たちと共にある。

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きりん

3.5サマーブルー

2020年1月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

フィルムがとても美しくて、大好きなフランソワ・オゾンの「スイミング・プール」を思い出してしまいました(内容は似てません)。喪失は、ドラマチックに訪れるものではなく、何気ない日常の中に訪れるもの。

食事の時、海に行く時、寝る時に居たはずの人がいないことが日常になるには、沢山の日常が必要なのかもしれません。私もあと何回夏を過ごせるのだろう。

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ミカ

3.0あの夏の記憶。的な。

2019年12月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アマンダへの流れは、確かに感じられる。 監督のミカエル・アースは「職業監督」じゃ無くて、撮りたいものを撮っている感じがして、幸せだと思ったりして。

大切な人を失った喪失感から立ち直る話はアマンダと同じ。特に大きなイベントも事件も無く、淡々とした生活の中で、徐々に哀しみから解放されて行くローレンス。時間が全てを癒してくれる。っぽい展開を、こっちも淡々と眺めてるだけの映画、なんだけど。不思議なくらいに、退屈感は無くて。

まるで、自分がベルリンやパリやニューヨークで生活してる気分にさせられた。なんなんだろうね、このタッチ。好き。

淡々としてた。おフランスものの中でも。極めて。

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bloodtrail

4.0【愛する人を突然失った喪失感を、3年の月日の中で少しずつ癒していく男の姿をアコースティックミュージックに乗せて優しく描き出した作品。】

2019年10月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

 - 突然、恋人サシャを亡くしたロレンスとサシャの家族達の呆然とした姿から映画は始まる。ロレンスはショックでゾエ(サシャの妹)の風貌がサシャを思わせると言い、目をきちんと見れない。
 同じ思いはサシャの家族も同様であるが、夫々日々の生活に戻っていく。-

 ・物語はロレンスとサシャが住んでいたベルリン、サシャの家族が住むパリ、そしてロレンスが新たな一歩を踏む出すために移住したニューヨークの3都市の風景の中、サシャと所縁のあった人々が徐々に再生していく姿を3度の夏の陽光とともに16ミリフィルムで柔らかく写し出している。

 ・フランスのアヌシー湖でサマーバケーションを楽しむ人々の姿、アヌシー湖で一人泳ぎながら遠くの山々の風景を見るゾエの表情、三都市の公園で憩う人々の姿が美しく、印象的である。

<深い悲しみは直ぐには癒えない。ゆっくりと時間をかけて市井の生活を送るなかで徐々に薄めていくしかない>

 ・ミカエル・アース監督の長編3作目「アマンダと僕」では気が付かなかったが、この監督の音楽センスは素晴らしい。

 ・静かなシーンではアコースティックギターの音色を微かに奏で、クラブやバーで流れる音楽は ”The La's” ”Pixies" そして”Felt”の”PENELOPE TREE”など、懐かしくも美しい80年代アコースティックミュージックである。

 ・エンドロールで”ben watt” の名曲”north marine drive"が流れた時、その思いは確信に変わった。

 <今作品は、アコースティックの調べの中、ジワリと人の優しさが心に染み入る素敵な作品である。>

ー この作品をかけてくれた、地元のミニシアターには感謝の言葉しかない。 ー

<2019年10月22日 刈谷日劇にて鑑賞>

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NOBU

3.0恋人の死を乗り越えられないロレンス

2019年8月22日
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鑑賞方法:映画館

「アマンダと僕」に時間の流れが合う人にはオススメ。じれったい人には向かない。さらにじれったいから。傷心のロレンスに寄り添えるかどうかが、この映画の肝。たった二時間、そっと三年間のロレンスの心に付き合えってみては?

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栗太郎

4.0次の夏は・・

2019年8月17日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

遅ればせながらの観賞
「アマンダと僕」同様に「緑と青」の風景に癒されました・・

ローレンスとゾエの「4度目の夏」が心にも明るく眩しい夏になる様に祈りたいですね・・

ありふれた普通の暮らしに愛しさを感じた優しい作品でした

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ねもちゃん

4.0陽だまりのような映画

2019年7月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

あったかい映画だった。
失くしたものは到底乗り越えることが想像などできないくらい大きなもの。
でも日々が少しずつ少しずつ、あたたかく包み込むように歩き出せる自身へ変えていってくれる。何も起こらないけどそれを自然に伝えてくれる。
音楽と映像もしゃれているし、サントラほしくなりました。

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もりゆ

3.0習作みたい

2019年7月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

 前日に観た「アマンダと僕」がとてもいい出来栄えだったので、同じ監督の本作品はかなり期待して観た。同じような喪失と再生の物語だが、こちらは小さな子供を背負い込むこともなく、時事問題を絡ませることもない。
 突然の病死で恋人を失った男が主人公だが、死んだ恋人の描き方が薄くて、主人公の恋人に対する精神的あるいは経済的な依存度がどれほどだったのかがよく解らず、観客は主人公の喪失感を共有できない。そこが残念な点である。
 恋人の家族はみんないい人で、他人である主人公に気を遣う。それがまたつらい。事後の処理はすべてやってくれるから、主人公の出番はなく、気を紛らすこともできない。結局何も変わらないまま住んでいる場所だけが変わり、次の夏を迎える。その夏も無為に過ぎて、更に次の夏を迎える。その間に少しずつ変わっていく気持ちを描いた作品である。
 原題の「Ce sentiment de l'ete」は作品にふさわしい日本語にするのが難しいから英訳の「サマーフィーリング」を邦題にしてしまったのだろうが、映画を見る限りフランス語の「Sentiment」は「フィーリング」よりも「感傷」に近い気がする。
 雰囲気だけの映画だが、同じ監督が同じテーマで制作した「アマンダと僕」が傑作だったので、本作品は所謂習作のような位置づけでいいと思う。感動は薄かったが、それなりの才能を感じる作品ではあった。

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耶馬英彦

4.0こっちの方がすき。

2019年7月17日
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鑑賞方法:映画館

『アマンダと僕』よりもこっちの方がすきだ。

乗り越えられない=乗り越えたい
だから乗り越えられるんだろうな…
なんて思ったりしながら、ロレンスの顔がストライク過ぎて映画が3割増で良く感じた。

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