るろうに剣心 最終章 The Finalのレビュー・感想・評価
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The beginningをより観たくなった
The Finialは、過去3部作を観てきたらこそ、そのキャラ出るんだ!という嬉しさがありました。
激しい戦闘シーンが何度か挟まれていて、終始ドキドキ!危機的な状況・空気感から臨場感が物凄く伝わってきました。
最後だけでなく、所々の戦闘シーンは見所が満載でした!
そして、何でThe Finialから?と映画を観る前は思いました。
しかし、十字傷の謎を知った上で過去にタイムスリップして、辿るのも新しい楽しみ方ができそう!?と思いました。
The beginningでは、The Finialに繋がる伏線に着目するというよりは、剣心がどんな過去を送っていたのか、そして流浪までに至ったのか。るろうに剣心の核心に迫れるのが楽しみです。
一方で、最後の作品になるというのは寂しさもあります。
やはり谷垣アクション
奪った命と救った命の重さ
義弟との意見の相違の話
原作は読んたけれど映画前作は見たはずなのにほとんど記憶にない感じで鑑賞してます。
ます言いたいのは、日本のアクションのレベルがここまで達していたことへの驚きでした。
自分は小さい頃からアクション映画は洋画ばかり見ていたためアクション系邦画に対してあまりいい感情がありませんでした。
スタントとかスケールとか迫力とかどうしても洋画に敵わないと思いながら過ごしていたのです。
だからゴジラとかガメラ、ウルトラマンとかは申し訳ないけれどチープだなって印象だったのです。
これらの作品は特撮なので厳密にアクション映画とは違いますが、邦画全体を軽んじていました。
最近になって、特撮映画の良さや心意気、情熱、などをようやく理解し始めたのです。
いかに限られた条件下で魅せられるかを探求しつづけ、努力と試行錯誤の上に成り立っていたのか知りもしなかったですね。
そんな私でも今回の「るろうに剣心The Final」は「凄い」と「カッコいい」の連続でした。
まず冒頭の列車シーンから度肝を抜かれました。
あんなに人間が吹っ飛んだり、乗車席がぶっ壊れたり、体術が華麗だったり、瞬きを忘れてしまいました。
スピード感とか人体ってそんな運動できるの?って唖然としながら見てましたね。
ワイヤーアクションとCG合成が巧みで、とにかくアクションシーンがカッコいい。
欧米のガタイのいいマッチョマンがぶん殴り、ぶん投げ、ぶっ壊す、といった見栄えするシーンを、日本人の比較的きゃしゃな体の人たちが織りなす大立ち回り。
素早さ、跳躍、剣撃は次世代チャンバラとでも言いましょうか。見ていて気持ちいいの一言です。
それぞれのキャラクターの動きや戦い方が映像として上手に映されてたと思います。
漫画の動きを実際にやったらこうなるんだな、ここまで再現できるんだなと感心しました。
ストーリー自体は原作をほとんどなぞり、続く「るろうに剣心The Beginning」への伏線も張られてるし不満な点もほぼありませんでしたね。
ただ、原作を知っている身としたは、縁が劇中ラスボス級の強さのキャラなので次のThe Beginningにおけるラストバトルが本作以上の盛り上がりを見せられるかかがちょっと心配。
これ以上のバトルは見れるのかな?それともストーリー重視でいくのか。次回作がたのしみです。
概ね大満足だったのですが、不満だった点
まずは鯨波ですね、原作ではかなりの巨漢でアームストロング砲を片手につけても違和感のないデザインだったのですが、本作では阿部進之介さんが体重を大幅に増量して演じておりましたがどうにも違和感がありました。
出来ればプロレスラーや力士くらいの肉質で有る程度説得力のある鯨波が見たかったですね。武器に振り回されてる感が否めませんでした。
また、雑魚敵の覆面が映画「300」の不死の軍団アタナトイが付けてる面の様なデザインだったのでそこわもっとオリジナリティが欲しかったです。
あとは若干攻撃の不自然さと言うか重さが足りなったですかね。そんな蹴りで人って吹っ飛ぶかな?剣撃で吹き飛ばされるかな?って思えるシーンが少しだけありましたね。
体重を乗せた攻撃があまり上手く表現できてなくて、見た目での派手さでごまかしてた所があった様に思います。
不満な点は書きましたが劇中はそんな事考える余地がなかなか無いほどアクションと役者の存在感で存分に楽しめました。
数々の時代劇から脈々とつづく殺陣の進化とスタントの妙技の最先端がこの作品には宿っていて、それを垣間見れただけで、満足感と喜びに満ちて鑑賞できました。
この作品が日本の映画史に名を刻むのは間違いないし、邦画がここまでやれるんだと世界にアピールできたと思います。
アジア映画で世界に通じるアクションはそこまで多くないけれど、日本のチャンバラここありと宣言できる誇らしい作品です。
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劇中セリフより
「俺にぐらいは話したっていいんじゃねか?」
自分の引きずる過去、因縁を受け止めてくれる人が居るだろうか?
話せる相手が欲しいし、話してもらえる存在になりたいものですね。
剣心は日記を読んだの?
「その消えない傷は、彼が背負う十字架だった」
◎“小さくも強靭”な物語と”至高にして究極”のアクション
現時点で邦画史上圧倒的No.1アクション!!
るろ剣シリーズと言ったら何といっても、無言で魅入ってしまうゴイゴイスーな”華麗な剣術アクション”
今作もまぁーカッコよすぎて、凄すぎて思わず笑ってしまうレベル。笑
第一作公開から10年経っており、その場の付け焼き刃で作れるようなものでは当然なくて、長い時間を共にしてきた大友組だからこそ作り上げられた、”るろ剣アクション”のいわば一つの完成形がそこにはあった。
とことん突き詰めて、練りに練って、緻密に計算された一振り一蹴りは、もはや芸術と言っていいだろう。
本当に観ている我々の心を一気にドライブがかかるアクション。それを可能にできたのは、高性能なエンジンとそれを動かすモーターがちゃんとあったからで、谷垣健治をはじめとするアクション部と、佐藤健をはじめとする役者陣の歯車がしっかり嚙み合ったからこそ生まれた唯一無二のアクションなんだと思った。
また、剣心が使う飛天御剣流の見せ方も今作は特に良くて、一対多数の戦いを得意とする剣術なんだけど、ゲームの無双シリーズをやっているかのようなダイナミックさ。これは演出の部分も含めて素晴らしかった。
物語に関しては、前作の志々雄と剣心の戦いに比べるとスケール感はかなり小さくなっているのは確か。しかし、小さいがゆえに艶やかで儚くも美しい様が雪や雨のシーンも相まって際立っていた。
前作では互いが時代を背負って戦っていたが、今作の剣心と縁は、互いが同じ人への、でも違う形の愛を持ってぶつかっていた。それは、我々も共感しやすく、凄くシンプルだった。シンプルがゆえに分かりやすく、そして力強かった。
◎雪代縁というもう一人の”主人公”
今作がここまで面白くなった大きな理由は、誰が何と言っても新田真剣佑という存在だろう。
この人なしではこの映画は成立しないだろうと確信するぐらいの圧倒的存在感とドハマりっぷり。佐藤健演じる緋村剣心と同じぐらい、かなり魅力的なキャラクター・敵役だった。
まずその完璧なるヴィジュアルね。あの二次元から飛び出してきたかのような甘いマスクに、銀髪でサングラスをかけ、印象的なシャレオツな中華服、まぁカッコいいこと。そしてあの筋肉ですから、いやもうアクションが映える映える。毎分毎秒目が潤って仕方がなかった。
そして流石アクションスター千葉真一の息子、めちゃめちゃアクションが凄い、とにかく凄すぎる。本当敵ながら惚れ惚れする。
横浜駅でのアクションから始まる映画冒頭で一気にボルテージMAX。狭い通路内での重力を感じさせないド派手な体術とけん玉アクションとで雪代縁の強さを一目で分からせる冒頭シークエンスから最高。
そして最後の剣心VS縁の一騎打ち。ここではBGMが無くなり、聞こえるのは二人の息遣いと風を斬る音だけ。一生観ていられる、いや観ていたい、終わらないでと思ってしまうほど、互いの感情がバチバチにぶつかり合い、モーションとエモーションが完全に合致したここ近年稀にみるベストバウト!
縁の使う倭刀術もそのトリッキーさがまたカッコよかったし、それらを作り物感無く完璧なまでに表現・体現してた新田真剣佑の持つポテンシャルの高さに感銘した。
さらに、そういったアクションをただカッコイイだけで終わらせないのも素晴らしくて、縁の持つ深い怨みつらみ、ただただ剣心への復讐の為だけに生きてきた哀しさ、淋しさが振るう剣からも感じるし、寂寥感溢れるその姿が観ていて辛かった。
縁というキャラクターは、パンフレットで監督も語っていたが、世界中で起きている紛争などの根深い原因は、時代や国境を越え拡がる怨みつらみの連鎖であり、そういったもののメタファーになっている。ではそれらを止める、救うには何が必要か。剣心を見れば分かる通り、過ちを認め、謝り、そして許す、真正面から受け止め、向き合う姿勢が大切なんではないかと思ったし、だからこその台本にはない佐藤健=緋村剣心の”活きた言葉”だったんだなと心が震えた。
佐藤健、新田真剣佑はもちろん、江口洋介や伊勢谷友介もまぁエロカッコよかったし、土屋太鳳なんてブルース・リーかってくらいビックリするほどアクション満載だったし、武井咲はいつにも増して可愛いし、青木崇高演じる左之助は相変わらずのやられっぷりだし。汗
原作にはない映画オリジナルのサプライズ展開も激アツで、原作未読でも楽しめる超絶エンタメ映画だった。6月公開の追憶編であるThe Beginningも楽しみでしかない。個人的にはかなりハードルは上がっているが、ドラマパートや時代劇としてのクオリティには期待したい。
期待していただけに不完全燃焼
アクションハンパない
今まで見たことなかったので昨日今日で過去作3本見てから乗り込みました、笑。るろ剣デーですな。
この作品はほんとアクションすごいですね。佐藤健は6年経ってるにもかかわらず歳を感じさせず、ただやっぱなんかカッコ良さは今回は真剣佑のほうが勝ってたかなあ。腕筋が、筋が、カッコよすぎ。どちらも素敵な動きでした。あとは土屋太鳳ですねーほんとさすがの運動神経ーあれできる人はそうはいない。以前から引き続きのキャラも、江口洋介は相変わらずカッコいいし、神木隆之介出てきてなんか嬉しいし、武井咲はなんかうなじが綺麗だし、蒼井優は味がグッと増してるなぁという感じでした。
というわけでカッコよかったんですが、、なんか真剣佑以外の敵キャラが全体的に誰だかもよくわからんし、どんな恨みあんのかもよくわからんし、髪型とか武器とか変なマスクとか異常に現代的で明治?って感じもして冷めました。まぁ一応あの時代にはガトリングガンはもうあったみたいですが。。そしてやはり超たくさんが銃打ちまくるのに当たらない後になぜかそれ以降は一切使わず刀で戦うみたいな演出は好きじゃないですね。。
壮絶な兄弟喧嘩
最高!興奮!大激闘が前作より大幅にパワーアップ
やっぱり剣心!期待通りとっても面白い映画でした。いつも漫画やアニメが実写されると、クオリティーが低いだのストーリーが良くないだのと不評を受けがちですが、ここまで大注目の実写作品はなかなかないのでは。「キングダム」や「銀魂」も同じく大ヒット成功の作品の類ですが、その他はどうして大した売りにならないのでしょうか。個人的には、実写化反対と思いませんが、やはり原作ファンからするとクオリティの下がる実写化はどうしても受け入れられないのでしょう。それでもこのるろうに剣心は2012年の第一作から始まって2,3作目とヒットが連発でした。そしてこの「The Final」が誕生し、10年の集大成を飾ってくれました。
今作は何といってもキャストが抜群に良いです。雪代縁役の新田真剣佑、縁の姉の巴役の有村架純が選ばれたのは本当に正解だと思います。この二人が今作の主軸であるとも言えるでしょう。序盤から始まる戦闘のシーンですでに興奮と緊張が同時に襲ってきました。「キングダム」を初めて見た時もそういった感覚がありました。「キングダム」の対のような作品かもしれません。
アクション映画恒例の爆破も派手にしてくれました。数々の襲撃に身を投じていくのも剣心です。剣で人は斬らなくとも、大切のものは守り抜くことが一番のテーマといえます。
剣心役の佐藤健もそうですが、縁役の真剣佑も、左之助役の青木崇高も、操役の土屋太鳳も、斎藤一役の江口洋介も、全員の戦いぶりがカッコいいです。そして、前作で剣心と戦ったあの男も登場(これを想定できた人はいるだろうか)して、彼らのように派手に戦ってくれました。
後半の、縁が率いる軍勢を派手に斬り倒していくのが個人的には一番の戦闘シーンでした。最後の方にある縁と剣心の直接対決もかっこよくて大興奮でしたが、縁と剣心の心情が二人とも少し辛すぎるくらいでした。しかし、戦ってこそ「るろうに剣心」です。刀と刀がぶつかり合って、信じられないほど跳んで、目まぐるしいほど走る。るろ剣ならではの迫力あるアクションシーンでしょう。
そして、剣心の妻であり縁の姉である巴。彼女は剣心の十字傷の謎にどう関わっているのか。それを知った時どう思うかは人それぞれでしょう。
エンドロールで流れる主題歌もとても映画にマッチしていました。今回主題歌を担当したONE OK ROCK の「Renegades」ですが、英語で「反逆者、裏切り者」という意味があります。曲名も歌詞も映画に大きなインスピレーションがあることでしょう。縁は反逆者なのか、そうでないか。これは縁をどう捉えるかで変わってくるかもしれません。
6月公開の「The Beginning」が元から楽しみだったのが、この映画を観たらさらに楽しみになってきました。剣心の、謎めいた過去がどういった形で明かされるか注目です。
期待を裏切らない出来
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