「前作でボロボロにした神木隆之介が、味方として合流する展開に、思わず拍手」るろうに剣心 最終章 The Final Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
前作でボロボロにした神木隆之介が、味方として合流する展開に、思わず拍手
大友啓史監督による2021年製作(138分/G)日本映画。
配給:ワーナー・ブラザース映画、劇場公開日:2021年4月23日。
敵役の縁新田真剣佑との剣のみならず格闘技も交えた対決シーンは、とても良かった。だが、物語の基本構造には違和感を感じてしまった。お姉ちゃん巴(有村架純)の仇撃ちのたに、上海暗黒街で苦労に苦労を重ねてボスまでのしあがる。妻でもない存在に、それほど情熱を注げるものなのか?映像上、精巧な風車に象徴されていたものは、母親がわりの存在らしいということだが、それでもリアリティ無しとは思ってしまった。
ただ、シリーズ4作目ということでもあり、お馴染みの共演者たち武井咲、青木崇高、蒼井優、江口洋介、及び子役の田中偉登(少年になっていた)は、それぞれの持ち味を出していて嬉しく感じた。土屋太鳳も前作以上に大活躍し、何よりも前作で再起不能に思えるまでやっつけた神木隆之介が、味方として合流する展開には、拍手を送りたくなった。
主人公剣心(佐藤健)が深い思いを寄せた儚げな雪代巴(有村架純)を映し出す映像が、素晴らしく良くて印象に残り、次作への期待が否応なく高まった。
監督大友啓史、原作和月伸宏、脚本大友啓史、製作高橋雅美 池田宏之 千葉伸大 瓶子吉久 森田圭 田中祐介、エグゼクティブプロデューサー小岩井宏悦、プロデューサー福島聡司、アクション監督谷垣健治、撮影監督石坂拓郎、照明平野勝利、録音湯脇房雄、美術橋本創、装飾
渡辺大智、衣装デザイン澤田石和寛、キャラクターデザイン澤田石和寛、VFXスーパーバイザー小坂一順、スーパーバイジングサウンドエディター勝俣まさとし、編集今井剛、音楽
佐藤直紀、主題歌ONE OK ROCK、助監督田中諭 長尾楽、アソシエイトプロデューサー藤田大輔、ラインプロデューサー宿崎恵造、スケジュール桜井智弘、スクリプター佐山優佳、製作担当村松大輔。
出演
緋村剣心佐藤健、神谷薫武井咲、雪代縁新田真剣佑、相楽左之助青木崇高、高荷恵蒼井優、
四乃森蒼紫伊勢谷友介、巻町操土屋太鳳、沢下条張三浦涼介、呉黒星音尾琢真、明神弥彦大西利空、前川宮内中原丈雄、浦村署長鶴見辰吾、川路利良小市慢太郎、鯨皮兵庫阿部進之介
乙和瓢湖柳俊太郎、乾天門丞威、八ツ目無名異成田瑛基、雪代縁(少年時代)荒木飛羽、黒尉小久保丈二、式尉テイ龍進、住職戸田昌宏、清里明良(回想シーン)窪田正孝、新井青空(回想シーン)渡辺大、比古清十郎(回想シーン)福山雅治、瀬田宗次郎神木隆之介、辰巳北村一輝、雪代巴有村架純、斎藤一江口洋介、赤間麻里子、小野花梨、西原誠吾。米村亮太朗、笠松将、江藤修平、江原大介、稲田崇光、三村和敬、橋渡竜馬。
