「アクション>キャラクター」るろうに剣心 最終章 The Final tokuyoshioさんの映画レビュー(感想・評価)
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beginning前に観ていたのですが併せてレビュー。
相変わらずアクションは良かった。ただ圧倒的に尺が足りていない、今作以外のきちんと取っていた尺はどこへという感じ。
おかげで薫の死の偽装がばっさりなくなり剣心が長丁場で廃人にならない。あの件は個人的には苦手なので、まあまだそこまで残念ではないがそれで逆に主人公のキャラクターが薄い。死の偽装はもちろん、せめて原作ほど長丁場で廃人にならなくてもいいので立ち上がる剣心は描いてほしかった。また尺がないので剣心組の活躍も無く、弥彦については全く触れられないので特に薄い。
あと薫も、縁と遭遇後の剣心が帰ってきたときの気遣う言葉がなく、あまり魅力的な女性として描かれていないような。この後の巴と相対すると、えり好みかと邪推してしまうくらい包容力が削られている。
宗次郎を登場させたり、巴の絵を飾らせる暇があるのなら、最後の映画こそきちんと弥彦の活躍、薫の魅力、また剣心の成長も描ききって欲しかったような。
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