「るろうに剣心には、どうもドラマを感じない」るろうに剣心 最終章 The Final ゆうすいさんの映画レビュー(感想・評価)
るろうに剣心には、どうもドラマを感じない
新田真剣佑のファンなので、
今回の完結編を劇場で見る為に、
リバイバル上映やネット配信にて過去作は鑑賞。
鍛えられた肉体から繰り出されるアクションの数々は素晴らしかった。
藤原竜也さんは、アクション俳優では無いし、ラストシーンの闘いは今回の方が迫力が有りました。
ただ、ドラマチックだったのは、前作かな。
身体の底から唸る様な怨念は、藤原さんからは感じました。
新田真剣佑君は、お顔が綺麗で可愛らしい感じがあって、シスコンの恨みは解るけど、上海マフィアの貫禄は感じない。
るろうに剣心は、全作通じて、何か作り物臭いというか、ある意味滑稽で、感動ポイントが無いんですよね、、心を動かされる事が無いと言うか。
ド派手なワイヤーアクションとか、空気圧で敵を吹き飛ばすとか、有り得ないシーンが、萎えるというか、、
空飛んで足場が無いのに剣技なんか出来ないだろ、、とか思ってしまって。
漫画で有れば大袈裟なアクションシーンも受入られるけれど、リアルでそんな物見せつけられたら、
ストーリーも絵空事として虚無感を感じるんですよね。
無駄に史実の人物を出されても胡散臭くなってしまって。
ラストシーンも緋村剣心の苦悩と悔恨が作中であまり伝わってこなかった為、拍子抜け感が。
そんな簡単に、アイツは贖罪の日々を送り僕は幸せになるとスッキリされてもなあ。
何処かで過去を苦しんで断ち切ったシーンが有りましたっけ?
ひたすら駆けずり回って戦ってた覚えしかない。
それと、次回作のビギニングの粗筋読んだら、
剣心が自らの手で斬殺してしまった妻・雪代巴の存在、そして十字傷の謎へと繋がっていく。
と書かれていましたが、
巴さんとのシーンも十字傷の謎も今回の映画で説明されてましたけど、何か新しい情報があるんでしょうか、、
同じシーンを詳しくやるの?
次回作は見なくて良いかな、、