「力作なのは分かるのだが」るろうに剣心 最終章 The Final 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
力作なのは分かるのだが
実写るろ剣は、総じてアクションに力を入れ過ぎてキャラの心情描写やストーリーの説明が弱く、展開が原作通りでないにも関わらず原作読んでないと話が分かりにくい、という奇妙な難点があるのですが、今回も残念ながらその悪癖は変わらずでした。
まして今回は、beginningで描かれるであろう剣心の過去をほとんど触りしか描いてないので、なおのこと話が分かりにくいです。
いや、分からないことはないのですが、やはり原作を知っている身からすると、もっと分かりやすく出来るだろうという…
で、力が入ってるアクションの方も、毎回似たような組み立てなのでさすがに新鮮味が感じられません。すごいのは確かなんですが、いいかげん飽きがきてるのは否めない…
操が御庭番衆らしい活躍をしてくれたとか、真剣佑の雰囲気や肉体は素晴らしいとか、色々嬉しい点もあるのですが、プラスマイナスで考えるとスコアはこの辺りかなぁと。
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