「邦画アクションの完成形」るろうに剣心 最終章 The Final shin-さんの映画レビュー(感想・評価)
邦画アクションの完成形
これまでの前3作もすごかったが、それらを超える圧倒的なアクション。戦いの舞台も様々な場所、シチュエーションがありそのアイデアやスピード感、力強さに只々驚いた。
米国を真似て結果スケールが小さくて嘘くさいだけのアクション映画とは格が違う。
世界に誇れる日本のアクションの路線が完成した気がした。
あと1作目から思っていたが左之助の扱いがぞんざいだなあ。彼は何者なのかよく分からないまま、いつの間にか「大切な仲間」の一人になってるからなんかいつも浮いて見えてしまう。嫌いじゃないけどね。
伝説の人斬りだった主人公が殺さずを誓い人々を助ける。シリーズのテーマであり大前提ではあるが、今作ではさらにその深い心情を描いている。
多くの人を殺めた悔恨、苦悩、葛藤が前3作より特に強く伝わってくる。そうか、こんなに重いものを背負って生きていたのかと。
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