劇場公開日 2021年2月26日

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「東京の クラース を描く」あのこは貴族 イコンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5東京の クラース を描く

2021年3月5日
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英国と違って日本には明確な クラース というモノがない

だから ケン・ローチの描く世界のシンパシーが少ないのだが、それを描こうとしたのが、この映画

差別のボーダーは 地方出身 東京に来ると、彼ら彼女らには あっちとこっち という棲み分けを意識させられる そこに起こる人生の交錯を描いていて、 芝居の妙味が楽しめる佳作

門脇麦もいいが水原希子の成長が感じられる。 様々な差別に遭って来たが、それを乗り越えて、女優への覚悟が座ったように感じた。

そんな虚実の皮膜に、この映画の不安定な面白さが根付いているようだ。

イコン